映画『脛擦りの森』最新予告映像&本ポスター
高橋一生が主演を務め、4月10日(金)より全国公開される映画『脛擦りの森』(読み:すねこすりのもり)の最新予告映像と本ポスターが解禁された。
「すねこすり」とは、道ゆく旅人の足にまとわりつき、離れないという妖怪のこと。岡山に伝承される「すねこすり」をモチーフにした本作では、人里から離れた深い森を舞台に、足に傷を負った若い男と謎の男、そして謎の男の若く美しい妻による美しくも残酷な愛の物語が描かれる。
監督は、荒木飛呂彦の人気コミックを実写化した『岸辺露伴は動かない』シリーズを大ヒットに導いた渡辺一貴。本作が自身初のオリジナル監督作品となり、スタッフには国内外の各賞を受賞した『スパイの妻』(2020年)や『ドライブ・マイ・カー』(2021)などの製作を手掛けたプロデューサー陣が顔を揃えた。また、人物デザイン監修・衣裳デザインを担当したのは『岸辺露伴は動かない』シリーズでも渡辺監督、高橋一生とタッグを組んだ柘植伊佐夫。さらに『血を吸う粘土』(2017)の梅沢壮一が特殊メイクを手がけるなど、日本映画界を代表する面々が集結した。そして撮影が行われたのは、横溝正史作品のロケ地としても知られ、美しい緑に包まれた大自然と歴史的な建造物が現存する岡山県の高梁市と新見市。穏やかな時の流れと澄んだ空気、そこに佇む俳優の演技が調和し観客を異世界に誘う。
キャストでは森の奥深くで暮らす“謎の男”を高橋一生が演じるほか、謎の女・さゆり役には弱冠17歳の新星・蒼戸虹子。そして森に迷い込む若い男を、第78回カンヌ国際映画祭監督週間に出品された『見はらし世代』(2025)で初主演を果たした黒崎煌代が演じる。また、本作の妖しくも美しい世界を彩るヴァイオリンを奏でるのは、国際的に活躍中のヴァイオリン奏者・福田廉之介。なお福田自身も岡山出身であり、この地への巡りあわせも感じさせるキャスティングとなった。
解禁された予告映像は冒頭からヴァイオリンの音色が響き、観るものを神秘的な世界へ手招く。足に傷を負い彷徨い歩く若い男と、優しく迎える謎の女・さゆりの姿は、一見穏やかなぬくもりに包まれているようだが、ロウソクが吹き消された瞬間に場面は一気に“妖しい”世界へ。境内で一人碁を打つ老人の「あなたのことを待っていたんです」というつぶやきに「思へども なほあやしきは−−−」という女の歌声が続き、見てはいけないものを見たかのように恐ろしさに震える若い男が映る。自然への畏怖や未知のものへの恐怖が切り取られた予告映像となっており、併せて本ポスターも到着。予告でも描かれた老人のさまざまな感情が入り混じった表情が印象的に表現されており、その瞳に映るのは希望か絶望か、一度目にしたら忘れられないポスターが完成した。
渡辺監督との再タッグについて「より言葉の少ない世界に入ってお芝居ができることへの楽しみがあった」という高橋は、本作で4時間におよぶ特殊メイクによって老人に扮した。さらに演じた老人について「劇中にもありますが、薪割りができる程度の体は持っており、実際どのくらいの年齢なのかという想像もスタッフの皆さんでしていました」と語ると同時に、特殊メイクを施した姿は「おそらく120歳くらいにまでならないと、(今回の姿のようには)ならない。(ただ動きが)あまりにも老人になり過ぎてしまうのもどうなんだろうと」と明かしつつ、「一般的な人間の時間の流れとはちょっと違った次元に入り込んでしまっているという意味では、あのくらいの存在になっていても大丈夫かなということも、皆さんと話し合いながら決めていきました」と振り返った。




