藤石波矢と辻堂ゆめによる小説『昨夜は殺れたかも』(講談社タイガ)が、吉野北人と鈴木愛理をダブル主演に迎えて実写映画化され、10月23日に公開することが決定した。

 原作『昨夜は殺れたかも』は、「今からあなたを脅迫します」シリーズの藤石波矢と、『いなくなった私へ』で第13回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞した辻堂ゆめ、ミステリー小説界の気鋭作家2人が競作し、2019年に刊行された長編小説。それぞれが夫視点、妻視点をリレー形式で書き分け、ミステリアスでポップな筆致で誰もが羨むような新婚夫婦の運命を紡ぎ出す。

ハロウィンの夜、運命的な出会いを遂げた光弘と咲奈。平凡なフツーのサラリーマンとフツーのOLのフリをしたけれど、実のところ光弘は【ヤクザ】、咲奈は【敏腕社長】だった。その後結婚した2人は互いに素性を明かさないまま、誰もが羨むような幸せな夫婦生活を送っていた。だが、それぞれが浮気をしていると勘違いしたことから、まさかの殺し合いに発展していく。

「ページを捲る手が止まらなかった」「ハラハラドキドキの連続で面白かった」「殺し合いなんだけどクスっと笑えて読みやすかった」など多数の高評価が寄せられる原作を、数多くのドラマやドキュメンタリーを手掛けた松木創が監督を務めて実写化。脚本は『事故物件 恐い間取り』のブラジリィー・アン・山田。

主演を務めるのは、THE RAMPAGEのボーカルで、昨年5月にはHOKUTO名義でソロデビューも果たした吉野北人。近年はドラマや映画へも精力的に出演し、昨年公開された映画『遺書、公開。』では難しい役どころの主人公を見事に体現した。本作では愛妻家の平凡なサラリーマンとして日々を送りながら、妻には素性を明かしていない元ヤクザ・藤堂光弘を演じる。

もう一人の主演は、アイドルグループ解散後、ソロヴォーカリストとして音楽活動を続ける傍ら、ドラマや映画、バラエティー番組でのMCも務めている鈴木愛理。今年1月公開の映画『ただいまって言える場所』では自身初となる単独主演を務め、主題歌も担当した。本作では夫をこよなく愛する専業主婦でありながら、実は若くして起業した帰国子女の敏腕社長・藤堂咲奈を演じる。

吉野と鈴木は本作が初共演。お互いの印象について、吉野は「すぐに打ち解け、明るく現場を引っ張る姿からたくさん学ばせていただいた」、鈴木は「スイートフェイスからは想像できないくらい、腹を括った漢らしい一面があると思えば、地元の友達なの? というくらい、フランクに話してくださる一面があった」と、それぞれ信頼関係をうかがわせるコメント。

そして本作にについては「テンポ感が早くクスッと笑ってもらえる作品になっていますので、是非映画館でお楽しみください!」(吉野)、「ハロウィンの時期に向けて、ハラハラとドキドキを全国の劇場でぜひ体験してください!!」(鈴木)とメッセージを寄せた。

共演には、多彩なキャストが集結。咲奈(鈴木)が経営する会社の副社長を務め、信頼を寄せるビジネスパートナー・明石役には工藤阿須加。光弘(吉野)が務める会社のおとなしくドジな事務員・野中役を王林。明石と同じ会社で咲奈を手厚くサポートする秘書・黒沢役を佐津川愛美、光弘や野中が務める会社の社長・梶谷役を本宮泰風が務め、物語に奥行きと深みを与える。

さらに、光弘を慕う部下・哲哉役のISSEIが本作で映画初出演を果たし、HKT48元メンバーの田中美久が、光弘が働く会社の派遣社員役で出演。芸人・オラキオや次長課長の河本準一、ベテラン俳優の菅田俊も登場し、インパクトを残す。

映画『昨夜は殺れたかも』は、10月23日より全国公開。

主演俳優、原作者のコメント全文は以下の通り。

映画『昨夜は殺れたかも』特報

<コメント全文>

■吉野北人(藤堂光弘役)

脚本を読んだ際に、テンポの良い物語展開と個性豊かなキャラクターに強く引き込まれました。今回、かなり振り切ったお芝居に挑戦したので、とても楽しみながら演じることができましたし、光弘はクールな印象の中に強い信念と熱さを持つ人物で、そのギャップを意識して表現しました。

鈴木愛理さんとはすぐに打ち解け、明るく現場を引っ張る姿からたくさん学ばせていただきました。テンポ感が早くクスッと笑ってもらえる作品になっていますので、是非映画館でお楽しみください!

■鈴木愛理(藤堂咲奈役)

愛しているからこそ、疑い合い殺し合う。こんなにも深いテーマを、サスペンス×コメディタッチでお届けします。本当はアメリカの学校出身で起業家のシゴデキなのに、家では普通であることを極めるために、全てを隠して専業主婦の体を貫いている咲奈。ふざけているの?というくらいに、日常会話に英語が混ざることもあり、難しさと面白さと吹っ切れた感で笑いっぱなしの現場でした。

初めてお芝居させていただいた吉野北人さんは、スイートフェイスからは想像できないくらい、腹を括った漢らしい一面があると思えば、地元の友達なの?というくらい、フランクに話してくださる一面もあって。まさに二面性が必要なこの作品にぴったりでした。ハロウィンの時期に向けて、ハラハラとドキドキを全国の劇場でぜひ体験してください!!

■藤石波矢(原作)

映画化していただき光栄です。原作は僕と辻堂ゆめさんがノリノリでバトンパスし合って書いたリレー小説です。本当に楽しい執筆でした。

映画では、ハラハラしたりクスッとしたりのオリジナル要素がいくつも加わりました。パートナーとの関係に悩む人も全然違うことに悩む人も満足できるエンタメになっていると思います。鈴木愛理さん、吉野北人さんの激しいバトルとかわいらしさは必見なので、皆さまお楽しみに!

■辻堂ゆめ(原作)

撮影見学に行った頃から映画化の実感がわいてきて、情報解禁をずっと楽しみにしていました。吉野北人さんと鈴木愛理さんが演じてくださる藤堂光弘&咲奈夫婦は、なかなかの変わり者です。

そして原作の執筆方法も変わっています。夫視点のシーンは藤石波矢さん、妻視点は私が担当し、作家二人の間で原稿を交互にやりとりするリレー小説形式で完成させました。だからこそ私としては、咲奈に感情移入してしまいます。映画でも頑張れ咲奈、絶対に光弘に殺されないでね!