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映画『宝島』公開初日舞台挨拶

映画『宝島』公開初日舞台挨拶
日付:9月19日(金)
会場:新宿バルト9
登壇:妻夫木聡、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太、栄莉弥、光路(読み:みろ)、大友啓史(監督)

いよいよ本日、全国377館で封切りとなる中、東京・新宿で公開初日舞台挨拶を実施!
主演の妻夫木をはじめ、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太、栄莉弥、光路(読:みろ)、大友監督が登壇しました。

妻夫木は「この映画の企画が立ち上がったのは2019年。コロナ禍による影響で二度の撮影延期を経て、6年越しにようやくこの日を迎えることができました。それも皆さんの一途な思いがあってこそ」と、公開を迎えた喜びを語った。大友監督も「企画が成立するかどうか、何度もぎりぎりの局面を乗り越えてきました。挑戦をすべて注ぎ込んでようやくたどり着いた映画です。今日お越しいただいた皆さん、一人ひとりの顔と名前を覚えて帰りたいくらいです」と感慨を口にした。

妻夫木と大友監督は、宣伝アンバサダーとして全国20都市以上を巡る「全国キャラバン」に3か月以上にわたり参加。ステージにはその際に観客から寄せられたメッセージボードが飾られた。妻夫木は「いろんな場所を訪れるたびに家族が増えていくような感覚がありました。本当に皆さんに感謝しています」と笑顔を見せ、大友監督も「皆さんの言葉に何度も救われました。この映画を観たお客さんも、もう『宝島』チームの一員です」と観客への思いを伝えた。

広瀬は「現地(沖縄)の方々が『ありがとう』と言ってくださった。これ以上の言葉はないですし、本当に熱い気持ちになりました」と振り返る。

窪田も「観客の皆さんと直接お会いできることの大切さを実感しました。上映後に目を輝かせてくださる姿を見て、この仕事をしていてよかったと心から思いました」と述べた。

永山は撮影を振り返り、「オンを演じながら、内側から燃えるような感覚がありました。原作を読んで感じた思い、当時を生きた人たちの気持ちをぶつけるような気持ちで臨んでいました」と熱を込めて語った。

孤児・ウタを演じたのは栄莉弥。幼少期を実の弟・光路が務めるという兄弟共演が実現した。栄莉弥は「18歳のウタを生きることだけを考えて撮影に臨みました。現場の空気や監督の言葉を全力でアウトプットしました」と話し、光路も「すべてが初めてでしたが、監督から教えていただいたことに真摯に向き合いました」と語った。大友監督は「ウタのキャスティングが一番難しかった。日本全国を探さなければと思っていたほどでしたが、栄莉弥くんに出会った時に『いた!』と確信しました。さらに弟の光路くんの存在を聞き、二人そろって完璧でした」と振り返った。

MCから「宝島」チームの一体感について問われた場面では、妻夫木が印象的なエピソードを披露した。広瀬すずと窪田正孝による長尺のシーンがあり、当初は3日間の撮影を予定していたものの、実際には1日で撮り終えることができたという。「そのとき、みんなで『2日休める』と歓喜したんです」と振り返り、会場を和ませた。また、撮影の合間にはスタッフを交えたバーベキューも行われたそうで、火起こしに苦労しながらも親睦を深めた様子を語ると、広瀬も「そのときも一体感がありましたよね」と笑顔を見せた。

舞台あいさつの締めくくりでは、妻夫木は「『宝島』は不死鳥のように蘇る映画であり、“想いの力”の大きさを改めて実感しました。想いがある限り、人は必ず立ち上がれると思います」と力を込める。そして「『宝島』も想いがつながっていく物語です。もしグスクが思い描いた未来が今につながっているとしたら、私たちは託された“命のバトン”をどう受け取り、どうつないでいくのかを考えるべきだと思います。この映画を観てくださった方の心に少しでも変化が生まれ、世界や誰かの人生をほんの1%でも動かす力になれるのだとしたら、私はその“映画の力”を信じたい」と語り、観客にメッセージを送った。

さらに妻夫木は「今回、キャラバンで全国をたくさん回りました。明日も栃木と千葉に伺います。こうして公開初日を迎えた今、映画の宣伝というのは“映画に栄養を与えている”ものなのではないかと感じています。『宝島』は、僕たちにとって子どものような存在。これからこの映画を育ててくれるのは、お客様の皆さんだと思っています。どうか立派な大人になるように、僕らとともに可愛がっていただけたら嬉しいです」

魂のこもった言葉に、場内は大きな拍手に包まれた。こうして、キャストや監督が満面の笑みを浮かべるなか、本作の公開初日を飾る舞台あいさつは温かな雰囲気のまま幕を閉じた。

『宝島』©真藤順丈/講談社 ©2025「宝島」製作委員会

出演:妻夫木聡、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太
監督:大友啓史
原作:真藤順丈『宝島』(講談社文庫)
配給:東映/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
©真藤順丈/講談社 ©2025「宝島」製作委員会

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