映画『初恋芸人』は、中沢健の作家デビュー作である恋愛小説「初恋芸人」の実写化作品だ。主人公の佐藤賢治は、怪獣ネタで舞台に立つ、彼女いない歴=年齢の売れないピン芸人。そんな佐藤が、彼を「面白い」と言ってくれる女性・市川理沙と出会い、初めての恋に落ちるが、想いを伝えられないまま、彼女から距離を置かれてしまう…。「何者でもないもの」の物語を描いている。
timelesz・原嘉孝が映画初主演
冴えない主人公・佐藤賢治を演じるのは、『初恋芸人』が映画初主演となる原嘉孝。怪獣ネタで舞台に立つ売れないピン芸人として活動しながら初めて自分の「面白い」と言ってくれた市川と出会い、初恋に落ちる佐藤賢治を見事に演じきった。本作の撮影当時は、一俳優として初主演の抜擢を受け、撮影に臨んでいたが、その後Netflixで配信された「timelesz project -AUDITION-」を経て、アイドルグループ・timeleszメンバーとしてデビューを果たしている。

<原嘉孝 コメント>
主人公のピン芸人、佐藤賢治を演じました。
賢治は、見ているこっちがもどかしくなってきて、なんとかしてあげたい、そう思えてくる人で。でもその奥にはとんでもなくピュアで、可愛らしい一面があります。芸人さんの役は初めてで、プライベートでお笑いライブに通った日々を思い出します。とにかく、愛をもって演じさせていただきました。とある男の「何者でもないもの」の物語、皆さんの元にお届けできることにワクワクしております!是非お楽しみにしていてください!
監督は、夏目大一朗
そんな本作は、映画『獣手』で第57回シッチェスカタロニア国際映画祭、第28回タリン・ブラックナイト映画祭など国内外映画祭で受賞経験を持つ夏目大一朗が監督・脚本を務めた。
<夏目大一朗 コメント>
中沢健の小説「初恋芸人」に心を奪われ、いてもたってもいられなくなった。「この物語は僕が映像化するしかない」と、確信。震える手で脚本を書き殴った。いつもキラキラ輝く原さんにはキラキラを封じてもらい賢治役を熱演してもらった。情熱と衝動で作り上げたこの作品を、ぜひ劇場でご覧ください。
映画『初恋芸人』あらすじ
売れないピン芸人・佐藤賢治は、怪獣ネタで舞台に立ちながらも鳴かず飛ばず。彼女いない歴=年齢で、妄想の世界にだけ居場所を見つけていた。嫌な相手を怪獣に見立て、自分をヒーローとして戦わせることで心を保ってきたのだ。そんな彼の前に現れたのが、市川理沙。佐藤を「面白い」と言ってくれる彼女との時間は、初めての恋のときめきに満ちていた。しかし、不器用な佐藤は想いを伝えられないまま、市川から距離を置かれてしまう。やがて明かされる市川の秘密ーー。
これは、何かになりたかった人たちに捧げる、「何物でもないもの」の物語。
【作品詳細】
映画『初恋芸人』
公開時期:2025年冬予定
原作:中沢健「初恋芸人」(小学館「ガガガ文庫」刊)
監督・脚本:夏目大一朗
出演:原嘉孝
企画・プロデュース:小浜圭太郎
協力:小学館
製作:「初恋芸人」フィルムパートナーズ
配給:ギグリーボックス
©「初恋芸人」フィルムパートナーズ