映画『チルド』第30回ファンタジア国際映画祭
舞台挨拶
日付:2026年7月25日(土)日本時間:7月26日(日)
場所:Auditorium des diplômés de la SGWU (Théâtre Hall)
登壇:岩崎裕介監督
岩崎裕介初監督長編『チルド』は、東京の片隅にあるコンビニ<エニーマート倉富町7丁目店>を 舞台に、小さな社会で起きたわずかな歪みをきっかけに、世界が終わりへ向かっていく様を描いた88分間の“コンビニエンス・ホラー”。主演に染谷将太、共演に唐田えりか、西村まさ彦、くるま(令和ロマン)らを迎え、2026年7月17日(金)よりテアトル新宿・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国の劇場で公開中です。
公開初日から全国で満席が続出し、公開から1週間で動員数は20,000人を突破するなど、「チルド」旋風を巻き起こしています。
そんな国内外で大注目の『チルド』が、7月16日~8月2日までカナダ・モントリオールで開催中の北米最大級のファンタスティック 映画祭である、第30回ファンタジア国際映画祭Cheval Noir Competition部門への正式出品され、岩崎監督が舞台挨拶を行いました!!
今回、『チルド』が選出された長編コンペティション部門(Cheval Noir Competition部門)は、主要コンペティション部門で、長編ジャンル 映画の最高賞を決める中心カテゴリーで、ホラー、スリラー、ダークファンタジー、社会風刺、アジア映画など、ジャンル映画の革新性と完成度を評価する部門となります。

ただ怖い・ただ面白いではなく、ジャンルを更新する視点や社会的テーマ性が重視される本部門で、『チルド』が現地時間7月25日(土)に上映されました!

会場となったAuditorium des diplômés de la SGWU(オディトリウム・デ・ディプロメ・ドゥ・ラ・エス・ジェ・ドゥーブリュ)には、世界各国から集まったジャンル映画ファンが続々と詰めかけ、692席の上映チケットは完売。開場前から多くの観客が列を作り、Cheval Noir Competition部門に選出された本作への関心の高さが垣間見えました。
満席の会場では、700名近くの観客が会場を埋め尽くし、上映中には驚きの歓声や笑い声も会場の各所から聞こえてきました。終盤からは多くの観客が予測不能な88分間の展開に食い入るよう集中し、エンドロールが流れ終わると大きな拍手が沸き起こりました。

上映後の熱気に包まれる中、脚本・監督を務めた岩崎裕介が登壇。世界最大規模のジャンル 映画祭であるファンタジア国際映画祭で上映を迎え「とても変な映画だと思うので、今回のQ&Aを通して自分の中の疑問を解消してほしいです。」と述べました。
登壇では、本映画祭のプログラミングディレクターであるファンタジア国際映画祭 プログラミングディレクター ニコラ・アーカムボルト氏から「(本作において)岩崎監督の実家がコンビニを経営していたというバックグラウンドが、今回の脚本や演出にどのような影響を与えたか?」を問われ、「例えば劇中に出てくる木刀は、実家のコンビニに実際にあったものを使用しています。小さい時お父さんになんで木刀を持っているのか聞いたら、泥棒が来たらこれでぶちのめす、と言っていました」と岩崎監督が答えると、会場は大きな笑いに包まれました。

続けて「なぜ今回ブラックユーモアのトーンを選んだのか?」という質問に対しては、「元々はより真っ直ぐとしたホラー 映画として制作することを想定していましたが、コンビニで働く人々のリアリティを追求していくうちに、気づいたらコメディになっていました」と本作の独特なトーンについて背景を述べました。

また、会場では上映を楽しんだ観客からも10問以上の質問が飛び交った。「なぜサラダチキンを重要なモチーフとして選んだのか?」と問われた岩崎は、「仕事が忙しい時、合間にコンビニへ駆け込み、健康的だと言われているサラダチキンをバッと手に取り、道で急いで食べている時に、ふとディストピアのような感覚を抱き、自分こそがサラダチキンなのではないか、と感じた。それがこの映画を制作するきっかけになった」と回答。

15分と定められてたQ&A時間は30分を超え、最後は惜しまれながら盛大な拍手と共にファンタジア国際 映画祭での上映は幕を閉じました。
出演:染谷将太
唐田えりか 西村まさ彦
くるま 長島竜也
監督・脚本:岩崎裕介
プロデューサー:林健太郎 下條友里 井上淳
企画・プロデュース:NOTHING NEW
制作プロダクション:東北新社
配給:NOTHING NEW
©︎『チルド』製作委員会 (NOTHING NEW・東北新社)





