映画『クスノキの番人』公開記念舞台挨拶
2026年1月30日(金)より公開中の、東野圭吾先生の小説を原作とした映画『クスノキの番人』。
このたび、2月4日に行われた公開記念舞台挨拶のオフィシャルレポートが到着しました。また、本作のメイキング映像も解禁となりました。
公開から数日が経ったなか、周りからの反響を聞かれると高橋は「映画が公開したらSNSや口コミを見るんですけど、たくさんお言葉を頂いて。今回はアニメーションということで、僕自身も新しい挑戦だったので、そこを評価して下さる方が多かったり、日が立つにつれて、観に行ってくださった方々の感想が濃くなっていて。時間が経つことによって作品ってこういうふうに成長していくのだなと、皆さんがよりこの物語を理解したいと思って下さっていることがすごくありがたいなと感じましたね」と熱い想いを語る。齋藤は「母が公開してすぐに兄と一緒に観に行ってくれて、その3日後にまた観に行ってました(笑)。何回観ても感動するし、すごく好きな話だと言っていました」と家族が早速観に行ってくれたことを告白。「親の世代だと“生きる”とか“死ぬ”ということを、私の年代よりも考えることが深いと思うので、しっかり届いているんだなと思うと、とても嬉しいですね」と世代を超えて響く物語の力を噛み締めた。そして監督は知り合いのアニメ関係者が観に行ってくれたことを話し「お2人(高橋、齋藤)の声が良かったっていうのは結構もらったんです」と話しつつ、「これからもアニメの仕事はしないの? その時は他の監督じゃなくて僕を優先的に、ぜひお願いします(笑)」と伝えると、2人は「ぜひ!」と固い約束を交わした。
SNSでは、高橋演じる玲斗に対しては「人との出会いで成長した玲斗を感じられ胸が熱くなった」という声や、齋藤演じる優実には「とにかくかわいい!」「声がぴったりで驚いた」という声まで、それぞれが紡いでいくドラマや圧倒的な演技力が話題となっている。アフレコも一緒に行った2人だが、高橋は「1人で録った方が先だったので、玲斗のキャラクターを掴んでからやっと優実と対峙するという、初めて齋藤さんと録る時には緊張がすごくて」と話し始めると齋藤が驚いた様子。続けて「初めて人とマイクを介して玲斗として会話をするということに対して、(玲斗の)ドキドキした感じと僕自身の心情が近くて、その中で生まれてくるものは間違いなくあっただろうなと感じてますね」と、本人と玲斗の心情が重なり合った状態で生まれた演技だったという。一方で齋藤は高橋の気持ちとは逆に“余裕を感じた”そうで、「一応年上なので、“私も余裕あるよ”というふりをしてやっていました。ドギマギしていませんけど?みたいな (笑)」と、会場の笑いを誘う。また高橋がアフレコで難しかった場面については、優実が運転していて車線変更をするときにスピードを出すシーンだったという。「あの時のリアクションがかなり難しかったのを覚えています。表情でやることはあるんですけど“玲斗はどういう声が出るんだろう”っていう。絵でも玲斗は動いているんですけど、自分で想像して……難しかったですね」と、当時の試行錯誤を振り返った。
すると監督は「(高橋さんの)若干の緊張は、僕は感じていました。パワーバランスというか、本編でも優実のほうが強かったりしますから、これはこれで良いなと。齋藤さんとの掛け合いが終わって宮世くんが来ると、若干リラックスしていましたね(笑)」と話すと、すかさず高橋は「優実が出たら、玲斗が振り回されながらやっていくから(齋藤さんに)任せようと思って。逆に(宮世)琉弥が来た時は“俺ちゃんとしなきゃ!”って(笑)」と、アフレコ現場を振り返った。
また本イベントが開催された2月4日は原作者・東野圭吾の誕生日! 完成披露試写会では、上映後に東野圭吾が登壇しており、キャスト陣と東野が話す機会もあったという。齋藤は「天海さんが先導して質問を投げかけて下さったので……私は秘密にしておきたい話だったんですけど、どういうふうに物語を作っていくか、ということを少し話していただきました」と振り返る。
さらに伊藤は東野と控室が同じだったそうで「『クスノキの番人』を作ったきっかけは何だったんですか?と話を聞いたんです。そしたら“柳澤千舟という人間を描きたかった”というふうにおっしゃっていて、自分は間違ってなかったなという回答を得たので、少しほっとしました」と話す。伊藤監督もまた本作を描くにあたり、「柳澤千舟をかっこよく描く」ことを目標にしていたそうで、本作の制作にあたって原作者と監督が同じ想いを抱いていたのだ。またここで、映画を鑑賞した東野圭吾からコメントが到着!
「小説の場合、頭に浮かんだ映像を文章化するのは難しく、いつももどかしさを感じるのですが、制限なく広げたイメージを存分に描けるアニメーションの力に圧倒されました。
また高橋さんや天海さんたちによる声の演技にも感激いたしました。多くの方々に観ていただければと願います」と力強い言葉が贈られ、高橋は「原作を1番最初に頂いたときに、東野先生が描く文字が、想像を掻き立ててくれるような文章を書いてくださるので、それがアニメーションになるとどこまで僕の想像力が追いついているのかというくらい、いろんな可能性を広げてくれたのがアニメーションだと思います。そういったことを東野先生も感じて下さっていたんだなと思うと共に、作品作りできたことが嬉しく思いますね」と感謝の言葉を述べつつ、アニメ化に込めた熱い想いを語った。
さらに本作では、東野圭吾 原作作品の中では初めて、入場者特典に“新作オリジナル小説”「クスノキの裏技」を書き下ろしたことでも話題になっており、小説では玲斗や千舟に深く関わる千舟のはとこ、柳澤将和の過去にまつわるエピソードや、原作小説や映画では描かれなかった、知られざるクスノキの力の“裏技”も明かされることに……! 齋藤は最後、将和と千舟の間にまつわる“あるセリフ”があったことを話し、「それを聞いただけでも将和さんに興味が湧くというか、別に嫌な人ではないのかも……っていう気になってしまうと思うんです。その答えが読んだら分かると思うので、ぜひ早く読んでいただきたいです」と話し、ぜひ特典をゲットして、より一層鑑賞後の余韻が胸いっぱいに広がる、知られざる物語も楽しんでほしい。
劇中では天海祐希演じる柳澤千舟が、「愚かですね」というセリフが数回登場する。“このセリフを流行らせたい”と話していた伊藤だが、そのセリフにちなみ最近「愚かだな」と思ったことがあるか聞かれ、高橋が「ネットショッピングの注文ミスが非常に多い人でして、結構ファンの皆さんの中でも当たり前のことのようになっているんです。僕つい1週間前ぐらいにまたやったんですよ。可愛いなと思って買った服が、ぬいぐるみ用だったとか……いろいろあるんですよ(笑)」と、お茶目な失敗を披露すると会場が笑いの渦に。高橋、齋藤のエピソードに監督がすかさず「愚かですね」と突っ込むなど、コンビネーションばっちりのやり取りが観客を盛り上げた。
最後に、伊藤監督より「まだまだ多くの人に観てもらいたいので、ぜひぜひ面白かったと思った方はSNS等で“よかったよ”というのを高らかに広げていただければと思います! そんなにピンとこなかった方はスルーでお願いします(笑)。多分皆さんはきっと広げてくださると思いますから、よろしくお願いいたします」、齋藤より「公開されて少しずつ皆さんの感想や声が届いていて、今まで何回かやった舞台挨拶に比べても、少しほぐれた気持ちでちゃんと受け取ってくださった方がいるという安心感がありながら、ステージに立つことができました。皆さんがね、感想を書いて下さったり、平日にも関わらず集まって下さったおかげだと思うので、もう1度観たいなと思っていただけたら嬉しいです」、そして高橋より「僕の元にも本当にありがたい感想を頂いて、作品というものはパワーが強いんだなと、この『クスノキの番人』で主演を務めさせていただいて感じています。日が経つにつれて皆さんの感想が濃くなっていくのがすごく嬉しくて。もちろん何回も観ていただいても良いですし、周りの人に広めていただいて、たくさんの人にこの作品が届いて、どこかでクスノキが残り続けたらいいなと思っているので、ぜひまた劇場でお会いできる日を楽しみにしております」と言葉が贈られ、公開記念舞台挨拶は幕を閉じた。
併せて解禁となったのは、長編アニメーション映画初主演となる高橋文哉が、主人公・直井玲斗に魂を吹き込む様子を収めたメイキング映像。人生を諦めかけていた青年・玲斗が、クスノキの番人として人々の想いに触れ、次第に色を帯びて成長していく物語で役を演じるにあたり、高橋は「自分が出せる以上のパフォーマンスをお届けしたい」と、並々ならぬ覚悟で本作に臨んだ。
映像では体の大きなスタッフと取っ組み合いをしながら、絶叫する姿が映し出され、主人公が確固たる決意を固め、真っ向から相手と対峙して自分の感情をぶつける迫力溢れるシーンが完成された。
スタッフと取っ組み合いをしながら収録するスタイルは伊藤監督のアイディアで、アフレコだけではなくカメラも回して高橋の表情づくりも作画に活かされたという。そういった伊藤監督の徹底的なリアリティの追求があったからこそ、観客を物語へと深く引き込み、登場人物の葛藤に心から共感させる魅力を生んでいる。玲斗が必死に訴え、緊張感が走るシーンの先に待つ“感動のラスト”からも目が離せない。
ただならぬ熱意をもって本作の制作に挑んだ高橋は「役者 高橋文哉としての本当に大切な一作になっていると思います」と自信を覗かせ、高橋はじめ、確かな実力でキャラクターを彩る豪華キャストの演技と声にもぜひ注目してほしい!
『クスノキの番人』は大ヒット公開中!
「その木に祈れば、願いが叶う」と言われるクスノキと、それを中心に描かれる家族の愛を描いた珠玉の物語―映画『クスノキの番人』にぜひご期待ください。
高橋文哉/天海祐希
齋藤飛鳥 宮世琉弥/大沢たかお
【STAFF】
原作:東野圭吾「クスノキの番人」(実業之日本社文庫刊)
監督:伊藤智彦
脚本:岸本卓
キャラクターデザイン:山口つばさ 板垣彰子
音楽:菅野祐悟
美術監督:滝口比呂志
美術設定:末武康光
色彩設計:橋本 賢
衣装デザイン:高橋 毅
CGディレクター:塚本倫基
撮影監督:佐藤哲平
編集:西山 茂
スーパーヴァイジングサウンドエディター:勝俣まさとし
リレコーディングミキサー:藤島敬弘
制作:A-1 Pictures / Psyde Kick Studio
配給:アニプレックス





