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映画『ふつうの子ども』

国内外で高い評価を得た『そこのみにて光輝く』『きみはいい子』の監督・呉美保と脚本・高田亮のコンビが三たび手を組んだ。本作は、シリアスなサスペンスからラブコメディまで幅広く手がける高田が「ずっと前から書きたいと思っていた」という子ども同士の人間ドラマ。自身のまわりで目にする生身の子どもたちの姿に魅了され、小学校への取材を重ね、オリジナルのストーリーを書き上げた。一方、呉監督も「ありのままの子どもを思いっきり描きたい!」という思いを長年温めていたという。

昨年『ぼくが生きてる、ふたつの世界』で9年ぶりとなる長編映画を発表し、国内外で高く評価された呉監督だが、出産・育児を経てブランクを経験し、仕事や子育てに追われる中で「子どもも大人も、共に楽しめる映画」を作ることへの情熱を強くしていた。自らも親となった監督と脚本家の二人が、今の日本に生きる子どもたちと、彼らと同じ時間に向き合う大人たちにフォーカス。「ありそうでなかった子ども映画」が誕生した。

上田唯士、10才、小学4年生。両親と3人家族、おなかが空いたらごはんを食べる、いたってふつうの男の子。最近、同じクラスの三宅心愛が気になっている。環境問題に高い意識を持ち、大人にも臆せず声を挙げる彼女に近づこうと頑張るが、心愛はクラスの問題児、橋本陽斗に惹かれている様子。そんな3人が始めた“環境活動“は、思わぬ方向に転がり出して‥‥。

主人公の唯士を演じるのは、『LOVE LIFE』『アンダーカレント』などに出演した嶋田鉄太。呉監督の作品には『ぼくが生きてる、ふたつの世界』に続く出演となり、平凡な小学生の日常に訪れた刺激的な冒険の日々をまっすぐに演じる。

唯士が恋心のようなものを抱く、大人びた同級生の心愛役に抜擢された瑠璃は、本作で初めての本格的な芝居ながらも、物語を牽引する強い存在感を披露。2人と一緒に“環境活動”を始める陽斗は、土曜ドラマ「3000万」などに出演し、映画の公開待機作も多数控える味元耀大が演じる。また、メインの3人に加え、彼らのクラスメイト役は全てオーディションで選ばれ、ワークショップを通して共通の時を過ごしながら、呉監督と共にそれぞれのキャラクターを創り上げていった。

さらに、今を全力で生きる子どもたちと時に衝突し、寄り添う大人たちには実力派キャストが勢ぞろい。唯士の母親・恵子役には、蒼井優。唯士の担任教師・浅井役には風間俊介。また心愛の母親・冬役は瀧内公美が演じる

映画『ふつうの子ども』は、2025年9月5日(金)より全国公開。

主人公は、小学4年生の上田唯士(うえだ・ゆいし)。彼は、環境問題に関心を持つクラスメイトの三宅心愛(みやけ・ここあ)や、問題児とされる橋本陽斗(はしもと・はると)と共に“環境活動”を始めたことをきっかけに、日常が少しずつ変化していきます。

出演は、嶋田鉄太、瑠璃、味元耀大の3人の子どもたちに加え、蒼井優、風間俊介、瀧内公美など実力派俳優が脇を固めています。

また、本作は第65回ズリーン国際映画祭長編映画部門インターナショナル・コンペティション子ども部門への正式出品が決定しており、その他にも複数の海外映画祭への出品が予定されています。

『ふつうの子ども』

嶋田鉄太 瑠璃 味元耀大  瀧内公美 少路勇介 大熊大貴 長峰くみ 林田茶愛美

風間俊介 蒼井優

監督:呉美保 脚本:高田亮

製作:「ふつうの子ども」製作委員会 製作幹事・配給:murmur 製作プロダクション:ディグ&フェローズ 制作プロダクション:ポトフ

特別協力:小田急不動産 湘南学園小学校 助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会

©︎2025「ふつうの子ども」製作委員会

協賛:ビーサイズ キュウセツAQUA YOIHI PROJECT Circular Economy.Tokyo デザイン・エイチアンドエイ

公式サイト:kodomo-film.com 公式SNS(X、Instagram)@kodomo_film

9月5日(金)テアトル新宿ほか全国公開

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