映画『ただいまって言える場所』完成披露舞台挨拶
完成披露舞台挨拶
日時:2026年1月13日(火)
場所:TOHOシネマズ六本木ヒルズ
登壇:鈴木愛理、川口真奈、大塚寧々、伊藤歩、塚本連平監督
2026年1月13日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて、映画『ただいまって言える場所』完成披露舞台挨拶が行われ、映画単独初主演の鈴木愛理をはじめ、川口真奈、大塚寧々、伊藤歩、そして塚本連平監督が登壇し
本作は、親元を離れられない“子供部屋おばさん”の中学教師と、不登校の少女がSNSを通じて交流し、それぞれが自分の居場所を見つけていく姿を描いたヒューマンドラマ。ユーモアと感動を織り交ぜながら、現代社会における生きづらさに寄り添う作品として完成を迎え、会場には穏やかな喜びの空気が広がった。
主演で主人公・えりこを演じた鈴木は、主題歌「ただいまの魔法」の作詞と歌唱も担当しており、舞台挨拶では作品の公開を迎えた心境について、観客に作品を届けられることへの喜びを語った。また、これまでとは異なる等身大の役柄について、「同世代の人物をリアルに描く作品に携わる機会は多くなかったが、台本を読んで、えりこのネガティブさとポジティブさが共存する点に自身との共通性を感じた」と述べ、役柄への共感を示した。
不登校の少女・千花を演じた川口真奈は、役作りについて「伝えたい思いがありながらも言葉にできないもどかしさを思い出し、その気持ちを芝居につなげた」と語り、自身の経験を重ねながら演技に向き合ったことを明かした。また、SNSを通じて偶然つながる“エリーナ”という存在についても、「心を自然に開くことのできる相手だった」と受け止めていたという。これに対し、鈴木は完成した作品を振り返り、「映画の中で見せる表情に驚かされた」と述べ、川口の表現力を評価した。
本作では、母親たちの視点も印象的に描かれている。えりこの母・百合子を演じた大塚寧々は、「子どもが苦しむ時には親も同じように悩むものだが、手を差し伸べすぎてもいけない。その距離感を大切にしながら演じた」と語り、親子関係の難しさを意識して役に向き合ったことを明かした。その言葉からは、母親としての複雑な心情がうかがえた。

一方、千花の母・円香を演じた伊藤歩は、「真剣に向き合おうとするほど、不安や怖さが前に出てしまう母親。自分の中にある葛藤も受け止めながら役作りをした」と述べ、演技に向き合う上での難しさを語った。

演出を担当した塚本連平監督は、現場について「本読みの段階からとても自然な空気が流れていた。俳優の皆さんを信頼していたので、余計なことを言わないようにしていた」と振り返り、俳優陣への厚い信頼を示した。舞台挨拶の後半では、主題歌「ただいまの魔法」についても話題が及び、鈴木は「観てくださる方それぞれにとって『ただいま』と言える場所があればいいなという思いで書いた」と説明し、自身にとっては母の存在がその場所であることを明かした。

最後の挨拶で鈴木は、「観る人の立場や環境によって、共感する人物や受け取るメッセージが変わる作品」とした上で、「皆さんが『ただいま』『おかえり』と言える場所を思い出すきっかけになればうれしい」とメッセージを送った。舞台挨拶は終始穏やかな雰囲気に包まれ、作品公開への期待が高まる場となった。

■作品情報
タイトル:『ただいまって言える場所』
公開日:2026年1月23日(金)全国公開
配給:ホリプロ/TK事業開発研究所(配給協力:トリプルアップ)
監督:塚本連平
脚本:伊藤彰汰
音楽:haruka nakamura
主題歌:「ただいまの魔法」鈴木愛理(作詞:鈴木愛理/作曲・編曲:清塚信也)
出演:鈴木愛理、川口真奈、伊藤歩、大塚寧々 ほか
上映時間:97分
Ⓒ2026 ほつい










