映画「49日の真実」舞台挨拶

また、君島監督によると、撮影中に挿入される3回の回想シーンについても、カットを割らずに進行し、衣装の早替えで対応するという工夫が施されていたそうです。

一方で、本作で初めて金髪に挑戦した高田は、「監督から“金髪で、巨乳で、外国人に見える女性”という役を伝えられて、『私と正反対では？』と最初は戸惑いました」と率直な感想を語りました。その上で、「役作りというより、スタイリストさんやヘアメイクさんとの共同作業でこの役が完成しました」と制作チームへの感謝を口にしていました。

高田は、改めて浅川に「あれ、なんだったの？なんか急に踊ってたよね？」と問われると、「一体感を出したいなと思って、みんなのために踊っていました。盛り上げる一環で。楽しかったな〜。あの動画を、私は20回ぐらい見返して“撮影が楽しかったな〜”と（思っている）」と振り返った。主演の浅川は、「陽気なお姉さんたちが頑張ってくれていて、すごく助かりました」と感謝していた。

本作は、北海道国際映画祭と宮古島チャリティー国際映画祭でも上映されましたが、主演の浅川は宮古島での上映を知らなかったとのこと。「里穂ちゃんから“沖縄来る？”と聞かれて、そんなのあるの？って驚きました」と、やや戸惑いの様子も見せていました。これに対し、中前監督は「緊急での招集だった」と説明したものの、高田さんが「そこまで急ではなかったと思います」と笑いながらツッコミを入れるなど、会場には和やかな雰囲気が広がっていました。

イベントの最後には、中前監督が「今日、『鬼滅の刃』を観に行かずに、こちらに足を運んでくださった皆さんにお会いできて嬉しいです」と来場者への感謝を伝えました。浅川さんも「話題作が多く公開されている中で、この作品を選んで劇場まで足を運んでいただき、本当にありがとうございます」と語り、観客への感謝の気持ちを述べてイベントを締めくくりました。

物語

親友の川相優子（冨手麻妙）を自殺で亡くした高橋まどか（浅川梨奈）は、生前の彼女と関係の深い人たちを招き、四十九日に優子の住んでいたシェアハウスで“しのぶ会”の開催を計画する。招かれたのは、一癖ある人間ばかり。仕事仲間の松井あきこ（田辺桃子）と二岡かおり（星野奈緒）。ルームメイトのサニー（高田里穂）とゆり（君島光輝）。元カレの横山やすし（佐野岳）。だがその裏には、優子の自殺の原因を突き止めようとするまどかの思惑があった。しめやかにしのぶ会が進行するnなか、思い出話とともにまどかは、なぜ優子が自殺したのか、誘導するように話を進めていく。さらに、ピザの配達で訪れたパンチョ（高橋健介）までもが、強引にしのぶ会に参加させられる。だが、そこにも、理由があった。さらに、あきこの元カレ、篠塚博人（船ケ山哲）が現れる。この中に優子を自殺に追い込んだ人物がいるのか……？ 心理戦が続く中、明らかになっていく事実。そこには、驚愕の関係と衝撃の事実があった……。

「49日の真実」の解説

自殺した女性の四十九日に集まった人々が、死の真相を巡って駆け引きを繰り広げるワンシチュエーションのヒューマンサスペンス。親友の優子を自殺で亡くした高橋まどかは、生前の彼女と関係の深かった人たちを招き、四十九日にしのぶ会を計画する。出演は「映画 おいハンサム！！」の浅川梨奈、「先生の白い嘘」の田辺桃子。監督・脚本は「私が俺の人生！？」の中前勇児。

「49日の真実」作品情報

公開日	2025年7月18日より公開中
キャスト	監督：中前勇児 出演：浅川梨奈 田辺桃子 星野奈緒 君島光輝 冨手麻妙 佐野岳 高田里穂 高橋健介 鈴木秀人 青羽里奈 小野春花 本多正憲 河本準一 船ヶ山哲 原田龍二
配給	エムエフピクチャーズ
制作国	日本（2024）
上映時間	104分
公式サイト	https://49nichinoshinjitsu.com/

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