俳優、小出恵介が6日、東京・新宿区のK,s cinemaで行われたR−15指定の主演映画「愛のぬくもり」の初日舞台あいさつに共演のグラビアアイドル、風吹ケイ、いまおかしんじ監督と登壇しました。
同作は、突然体が入れ替わってしまった男女の王道ストーリーから展開される奇想天外な恋愛映画です。小出は主人公のたかし役を演じ、ヒロインのサトミ役はグラビアアイドルとして数々の賞を獲得して活躍している風吹が務め、セックスもジェンダーも超えた愛の形を描いています。小出は「入れ替わり物には初めて挑戦し、新鮮な経験となりました」と振り返り、共演の風吹と息の合ったかけ合いを見せました。
風吹は「私にとってテレビでずっと見ていた人なのでオーラがすごい」と何度も小出を褒め、小出は「ないですよ」と謙虚に否定し、「謙虚にやらせてください!」と笑いを誘いました。
風吹はさらに、「撮影の最終日にインティマシー・コーディネーターのシーンがあった。前日は夜中2時に撮影が終わり、家に帰ったのが3時で次に家を出たのが5時で、本当に不安と緊張で記憶がなくて風呂に入っていない」と告白しました。対して小出は「本当ですか!それはどう答えたらいいのか」と驚きを隠せない様子でした。
既婚者の小説家(小出)とレズビアンの美容師(風吹)がぶつかった際に体が入れ替わり、互いになりきって生きていく姿を描く作品です。演技初体験で大阪府出身のため普段は関西弁の風吹について、小出は「せりふは全て標準語なのに、すごいし度胸もある」と絶賛しました。
これに対し、風吹は「小出さんに謝りたいことがあります」と苦笑しながら告白。撮影最終日に2人の濡れ場があったものの、前日の撮影がタイトで3時間ほどしか眠れなかったため「風呂、入ってなかったです」と打ち明けました。
突然の告白に、小出は「気がつかなかった。どう返していいか…」と戸惑い、2人のやり取りに会場も笑いに包まれました。
ある日突然、街中でぶつかって階段から転げ落ち、体が入れ替わってしまった小説家の辺見たかし(小出恵介)と美容師の横澤サトミ(風吹ケイ)。なんとかお互いになりきり、それぞれの生活を送るが、たかしの妻・由莉奈(新藤まなみ)には男の影があり、レズビアンのサトミは、同棲中の真紀から男ができたことを理由に別れを切り出されてしまう。ふたりは互いの人生を好転させるため、周囲を巻き込みながら奮闘するが、やがて事態は思わぬ方向へ……。