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内田英治監督最新作「逆火」場面写真&キャラクター一挙紹介!

「ミッドナイトスワン」で第44回日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた内田英治監督が手がける完全オリジナル新作「逆火」の新たな場面写真が公開され、併せて本作を彩るキャラクターが紹介された。

本作は、「ヤクザと家族 The Family」の北村有起哉が主演を務め、内田監督が完全オリジナル脚本で原案と監督を担い、現代社会の抱える問題や矛盾を、映画の製作現場という舞台を通して人間の表と裏をあぶり出すヒューマンサスペンス。北村は、「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」「誰よりもつよく抱きしめて」に続き内田監督とは3度目のタッグとなる。脚本は内田と共同脚本を手掛けた「サイレントラブ」のまなべゆきこ。

物語の鍵を握るヒロインを「MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」の円井わんが務め、理想論を振りかざし、何としても映画を作ろうとする映画監督にかもめんたるの岩崎う大、揉め事を回避したいプロデューサーに片岡礼子、野島の妻に大山真絵子、野島の娘を中心愛が演じる。

家族のことを顧みず、いつか映画監督になることを夢見ながら撮影現場で働く助監督の野島(北村)が、ある少女の自伝小説の映画化の現場を切り盛りするところから物語が動き出す。貧しい家庭で育ち亡き父の介護をするなど苦労して成功した少女ARISA(円井)。ところが周囲の話を聞くうちに、小説に書かれている美談とは程遠い“ある疑惑”が浮き彫りになっていく。彼女は悲劇のヒロインなのか、それとも犯罪者なのか……。映画化の根底を揺るがしかねない事態に陥っても尚、名声を気にして理想論を振りかざすエゴイストの監督、現場任せで大ごとにしたくない会社員プロデューサー、ギャラを得るために続けたいスタッフなど、様々な思惑で撮影を中断したくない面々が、真実を追求する野島に圧力をかけてくる。さらに、野島の口を封じるかのようにプロデューサーは、この現場を乗り切れば監督デビューができるかもしれないと囁くのだった。そして、真実が置いてきぼりにされたまま撮影は進められていく。やがて疑惑の火は野島の家族をも巻き込み、彼の日常は崩れ始める……。

新たに公開された場面写真は、各キャラクターの姿を捉えたものや、野島とALISAが対峙するクライマックスシーンなどが確認できる。

本作に登場するキャラクターは以下のとおり。

■野島浩介(北村有起哉)
家族のことを顧みず撮影現場で働く助監督。いつかは映画監督になることを夢見て、忙しい仕事の傍ら脚本の執筆を続けている。「実話」と銘打たれた「新作映画」の仕事で、作者のALISA と出会い疑念を抱く。真実を追求するうちに、野島自身の日常が崩壊していく……。
画像2(C)2025「逆火」製作委員会
画像3(C)2025「逆火」製作委員会
■小原有紗/ALISA(円井わん)
自伝小説の作者。貧しい家庭で育ち亡き父の介護をするなど苦労して成功した少女。だが、「父親を殺した」という疑惑が浮かび上がる。真相を追う野島に、心を開くのか……。
画像4(C)2025「逆火」製作委員会
画像5(C)2025「逆火」製作委員会
■映画監督・大沢祥平(岩崎う大)
きれいごとを語り名声を気にする。映画の撮影に水を差す野島が疎ましい。
画像6(C)2025「逆火」製作委員会
■野島の妻・野島幸(大山真絵子)
仕事に夢中で家族を顧みない野島に失望する一方で、娘との関係にも悩んでいる。
画像7(C)2025「逆火」製作委員会
■野島の娘・野島光(中心愛)
父の野島が夢のために家族を犠牲にしていると思っている。家族に心を閉ざし、救いを求めた先は……。
画像8(C)2025「逆火」製作委員会
■映画プロデューサー・橘郁美(片岡礼子)
作家の真相よりも、動き出してしまった撮影を中断したくない。野島の動きを阻止すべく餌をちらつかせる……。
画像9(C)2025「逆火」製作委員会
■公開情報

『逆火』
7月11日(金)テアトル新宿ほか全国順次公開
主演:北村有起哉、円井わん、岩崎う大(かもめんたる)、大山真絵子、中心愛、片岡礼子、岡谷瞳、辻凪子、小松遼太、金野美穂、島田桃依
原案・監督:内田英治
脚本:まなべゆきこ
音楽:小林洋平
プロデューサー:藤井宏二、関口海音
製作:映画『逆火』製作委員会(Libertas/Yʼs Entertainment Factory/DASH/move)
制作プロダクション:Libertas
配給:KADOKAWA
©2025「逆火」製作委員会
2025年/日本/108分/カラー/シネスコ/5.1ch/PG12
公式サイト:https://movies.kadokawa.co.jp/gyakka/
公式X(旧Twitter):@gyakka0711