Luna Hana Theatre Companyによる世界初演版の一人ミュージカル『BLACK BOX』を10月28日より浅草九劇にて上演。
主演の一人には、数々の世界的ミュージカルの初演キャストを務めてきた大音智海。もう一人は、New Voiceキャストオーディションで選ばれる。
このミュージカルは、航空事故の原因究明に欠かせないブラックボックス(フライトレコーダー)を発明したオーストラリア人科学者デイビッド・ウォーレンの実話をもとにしたもの。

幼少期に航空事故で父を失ったデイビッドが、「なぜ事故は起きたのか」という問いの答えを探し続け、やがて世界中の航空安全を変える発明へとたどり着く。その一方で、守りたかったはずの家族との時間は、少しずつ失われていく・・・。
この作品の最大の特徴は、ブラックボックスそのものを想起させる上演形式。舞台上には俳優一人のみ。極限まで削ぎ落とされた舞台空間は、記憶の断片を再構築する行為そのものを象徴し、観客を主人公の内面世界へと深く没入させます。
2024年にオーストラリア・クイーンズランド州立パフォーミングアーツセンター(QPAC)で二人ミュージカルとして上演された本作を、一人ミュージカルへと再構築し今回が世界初演。本作品は、日豪友好協力基本条約50周年を記念して創作。東京都の国際文化芸術祭「ARTE TOKYO」パートナープログラムへの参加する。

主人公デイビッド・ウォーレンを演じるのは、『ジャージー・ボーイズ』『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』などミュージカル作品に初演キャストとして出演し、『ジャージー・ボーイズ』New Generation Teamではフランキー・ヴァリ役を演じた大音智海。
声の出演には、『二都物語』『ラ・マンチャの男』等のミュージカル出演だけでなくアニメーション『プリキュア』シリーズの主題歌・挿入歌等を10年以上に亘り歌う北川理恵、ミュージカル『レ・ミゼラブル』『ジャージー・ボーイズ』や劇場アニメ『めくらやなぎと眠る女』などに出演の戸井勝海、ミュージカル『美女と野獣』ガストン役、『キンキーブーツ』ジョージ役、『Identity V』ハスター役などに出演のひのあらた、劇団四季を経て、ミュージカル『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』などに出演の上、歌唱指導としても活躍する今泉りえ、ミュージカル『レ・ミゼラブル』『マタハリ』『デスノート』などに出演の金子大介ら。

コメント
大音智海(主演)

「渾身の新作ミュージカル、その主人公Davidを是非演じて頂きたい」
そんなお言葉と共に頂いたお話でした。俳優として、非常に心躍るお言葉でした。
その上で台本を読み、ものすごくDavidの人生に惹かれました。
こんなにも成し遂げたいものがあり、それを狂気と共に追い、
もがき苦しんでいた男がいたのかと。
僕は夢を追って生きてきました。
いくら手を伸ばしてもそこに届かない現実にのたうちまわってきました。
Davidと一緒に戦いたい。
彼と僕の中に渦巻く狂気をぶつけ合ってこの物語を最高の熱量でお届けしたい。
そう思い、出演を決意しました。
夢の果てにどこに辿り着くか、是非見届けに来てください。

Paul Hodge(脚本・作詞・作曲)
『BLACK BOX』が東京で世界初演を迎えることを、とても嬉しく思います。
デイビッド・ウォーレンはブラックボックス(フライトレコーダー)を発明した人物ですが、その功績を誰にも語ることができないまま生涯を送りました。その知られざる歴史に強く惹かれたことが、この作品を書くきっかけでした。そしてもう一つ心を動かされたのは、彼の父親が飛行機事故で亡くなっていたという事実です。
実は、デイビッドがこの発明を思いつくきっかけとなったのは、彼自身が愛していた「音楽」でした。だからこそ『BLACK BOX』はミュージカルという形になりました。今回は、この作品を一人芝居として再構成し、主人公以外の登場人物はすべて録音された「声」として存在するようにしました。それは、ブラックボックスがすべてを失ったあとも、パイロットたちの「声」を残し続ける存在であることを重ね合わせたかったからです。
日本の皆さんに、この物語をお届けできる日を心から楽しみにしています。

渋谷真紀子(翻訳・訳詞・演出)
日豪友好協力基本条約50周年という節目の年に、一人ミュージカル版『BLACK BOX』を世界初演できることを大変光栄に思います。
本作は、ブラックボックス(フライトレコーダー)を発明したオーストラリア人発明家デイビッド・ウォーレンの実話をもとにしたミュージカルです。約5年間、日本とオーストラリアの両国で活動してきた私にとって、「安全を守りながら革新を生み出す」という価値観は、両国を結ぶ大切な共通点の一つだと感じています。
空の安全を追い求めた一人の発明家の情熱と、その陰で支え続けた家族との葛藤を通して、「私たちは限られた人生の時間を何に捧げるのか」、そして「どんな声に耳を傾けて生きるのか」という普遍的な問いを描きます。自分自身の心の声、家族の声、失われた過去の声、未来へ託される声。本作は、そんな人と人を繋ぐ「声」の力を描く物語でもあります。
主人公以外を録音音声で表現し、映像とサウンドデザインによって記憶を辿る新たな上演形式にも挑戦します。大音智海さんをはじめとする素晴らしいキャスト・スタッフと共に、浅草九劇ならではの没入型ミュージカル体験をお届けしたいと思います。
また、皆様からいただく“声援”も、この世界初演を支える大切な力です。ぜひ劇場で、デイビッドの熱量を感じ、『BLACK BOX』に刻まれた“声”に耳を傾けていただければ幸いです。

あらすじ
スミソニアン博物館で、アメリカ人の発明と展示されていたフライトレコーダー。それよりも前に彼が発明し、イギリスで使われ始めていたことを証明するため、記憶の旅が始まる。
8歳の時、飛行機事故で父を亡くしたデイビッド。父がくれたラジオで音楽を聴くのが大好きだった。父がどうやって亡くなったのか?1953年のオーストラリア最大の航空事故の際に、ラジオを手にフライトレコーダーを思いつく。
しかし、オーストラリアの防衛研究所(ARL)で研究員をする彼の発明は、オーストラリア国内では冷淡に扱われ、その重要性を見出したのはイギリス人だった。この発明に没頭している間、4人の子供たちの世話を妻に任せっきりにし、家族を箱の外に追いやっていた。
世界中の航空安全を守るために発明を続けたが、父の死の記憶に閉じ込められていた自分に気づき、今からでも自分の家族との記憶を残していきたいと、自らのブラックボックスを壊していく。

概要
日豪友好50周年記念一人ミュージカル『BLACK BOX』
会期会場:2026年10月28日(水)~11月1日(日) 浅草九劇
出演:デイビッド・ウォーレン 大音智海
* New Voiceキャスト
【Voice Cast】 ルース・ウォーレン 北川理恵
ローレンス・クームズ他    戸井勝海
ピーター・ラングフォード他  ひのあらた
エリー・ウォーレン他     今泉りえ
タイク・マーフィールド他   金子大介
【脚本・作詞・作曲】 Paul Hodge
【演出・翻訳・訳詞】 渋谷真紀子
【歌唱指導】 今泉りえ
【振付・ステージング】 小石川茉莉愛
【音響】 牧嶋康司
【照明】 小野寺純子
【映像】 九頭竜ちあき
【美術】 根來美咲
【衣裳】 大東万里子
【ヘアメイク】 MAKEOVER TOKYO(小川実桜)
【演出助手】 田中雅樹
【舞台監督】 仲里良
【キャスティング】 川﨑眞樹
【制作・票券】 伊藤沙耶
【宣伝デザイン】 1.2.3.design
【アクセサリー協力】 Nijinokakera
【訳詞制作協力】 橋本薫子
【アシスタントプロデューサー】 根本真子
【企画・主催】 Luna Hana Theatre Company

公式HP:https://www.makikoshibuya.com/blackbox2026

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