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ドラマ『透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。』1話先行上映会&トークイベント

俳優の永瀬莉子が3日、都内で行われたMBSの連続ドラマ『透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。』(木曜深夜0時59分)1話先行上映会&トークイベントに、永瀬と同じくダブル主演を務める藤原大祐をはじめ、曽野舜太(M!LK)、河村花と共に登壇した。

本作は、同名の人気ライトノベルを原作とした実写ドラマで、楽しむことから距離を置いてきた大学生・空野かける(藤原)が、前向きに生きる視覚障がいのある女性・冬月小春(永瀬)に心惹かれていく、切なくも温かな純愛物語として描かれている。

 永瀬は原作を読んだ際、物語の世界に強く心を動かされたといい、「普段は仕事として読んで、あとから感動がゆっくりとやってくるのですが、この作品は最初から涙が止まりませんでした」と振り返る。また、物語の進行とともに登場人物同士の関係が深まっていく点を、作品の見どころとして挙げている。

永瀬は、小春について「明るさや健気さなど、さまざまな感情を持つ女の子。自分にその役を十分に表現できるのか」と感じ、不安もあったという。しかし、撮影が始まりスタッフやキャストと一緒に作品づくりを進めるなかで、その不安は次第に和らいでいったといい、支えてくれた仲間への感謝を口にしている。

 また、視覚障がいのある小春を演じるにあたり、永瀬は盲学校で学ぶ機会を得た。そこで出会った先生たちが終始あたたかく接してくれたことが印象深く、「小春の周りにいる人たちも、きっと同じように彼女の魅力に触れながら関係を築いているのだろう」と役柄への理解が深まったと語る。目が見えないぶん、ほかの感覚がより鋭く繊細に働く人物像を大切にしながら演じたことを明かしている。

永瀬は、作品と向き合う中で多くの気づきがあったことを語っている。日常の中で当たり前だと思っていることが、実はとても大切で尊いものであると感じられる作品だとし、「かけがえのない日々を過ごしていることを改めて意識させてくれる」と話した。また、自分にとって大切に思える人の存在がどれほど尊いかを実感する機会にもなったと述べ、この作品との出会いが特別なものであったことを明かしている。

 本作のタイトルにちなみ、「今年、心惹かれたものや出来事」を紹介する場面では、出演者それぞれが印象的なエピソードを語った。

 曽野は「乾燥機付き洗濯機」を挙げ、メンバーの佐野勇斗から「増量できたら購入してあげる」と言われ、約10kgの増量に成功したことでプレゼントしてもらったと説明した。忙しい一年を乗り切れたのは、この洗濯機のおかげでもあると感謝の気持ちを述べた。

藤原は、「今年は1日2食カオマンガイを食べ続けていた」と話すと、曽野が思わずツッコミを入れる一幕もあった。藤原は、撮影現場では難しいものの、普段は本当に食べていたと補足し、野菜や鶏むね肉が手軽に摂れる点を魅力に挙げた。さらに、『ちはやふる』から続く作品のために約12kg増量した経験を振り返り、ごはんや鶏むね肉を多く食べていたことを明かした。

 河村は「走ること」を挙げ、今年初めてフルマラソンを完走したことを報告した。

 永瀬はLEGOに夢中になっていると話し、休日には長時間制作に没頭しているという。デジタルデトックスのつもりで始めたものの、気がつけば完成するまで手が止まらないほど夢中になり、最近はお城の作品を作ったことも紹介した。

ドラマ特区”透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。”
2025年12月11日(木)より放送スタート
原作:志馬なにがし『透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。』(GA文庫/SBクリエイティブ刊)
出演:永瀬莉子 / 藤原大祐 ほか
脚本:後藤賢人 / 富安美尋
監督:こささりょうま / 松浦健志
音楽:渡邉峻冶
オープニング主題歌:れん「懸想歌」
制作プロダクション:storyboard
制作協力:東北新社
製作:ドラマ「かけ恋」製作委員会・MBS
公式サイト:https://www.mbs.jp/kakekoi/
©志馬なにがし・SBクリエイティブ/ドラマ「かけ恋」製作委員会・MBS

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