サン・セバスチャン国際映画祭にて日本人初の快挙‼RTVE Otra Mirada賞受賞_濱口竜介監督最新作『急に具合が悪くなる』
第79回カンヌ国際 映画祭にて主演のヴィルジニー・エフィラと岡本多緒が最優秀女優賞を共同受賞により、日本人初受賞の歴史的快挙を成し遂げ、第99回アカデミー賞®国際長編映画賞部門日本代表に決定している濱口竜介監督(『ドライブ・マイ・カー』『悪は存在しない』)の最新作『急に具合が悪くなる』(6/19(金)公開)。
この度、9月18~26日に開催されたスペイン語圏最大の映画祭第74回サン・セバスチャン国際映画祭にて、RTVE Otra Mirada賞を松田広子プロデューサーが見事受賞‼ これまでの20回の中で日本人(/日本映画)が受賞するのは初めての快挙だ! この賞はスペイン国営放送(RTVE)が与える特別賞(Otra Mirada=日本語で「異なるまなざし」の意)で、2025年までは女性監督や主演女優による作品、もしくは女性の経験・関心・現実などを描いた作品に贈られていたが、今年からはより多様で、包摂的で、平等な映像産業づくりに貢献した女性プロデューサーの功績を称えての授与に変更された。
現地で受賞を受けた松田プロデューサーは壇上で「こんばんは。グラシアス」とスペイン語で挨拶してから「本当に感激しています。この映画に関わってくれたすべての方に感謝して、この素敵な賞を頂こうと思います」と感謝を述べ、授賞式の会場はあたたかい拍手に包まれた。受賞理由として、RTVE理事のマリア・ソラナ氏、昨年同映画祭で金貝賞(グランプリ)を受賞した「Los Domingos」プロデューサーであるマリサ・フェルナンデス・アルメンテロス氏より「本作は異なる言語、文化、考え方の境界を越え、それらを見事融合させていく。ケアによって成り立つ世界を映し出す 映画。人を大切にすることは、すべてを治せなくても、人を癒すことはできる。私たちを取り巻く世界を、これまでとは異なるまなざしで見つめる方法を示してくれる」と熱の籠った賛辞とともに本賞ならではの選出理由が述べられた。
松田広子プロデューサー コメント全文
濱口竜介監督の才能を真っ先に見出してくれた、このサン・セバスチャン国際 映画祭で、このような素晴らしい賞を頂けて本当に感激しています。『急に具合が悪くなる』はふたりの女性の書簡集が原作です。哲学者と文化人類学者が、ふたりの知のプロフェッショナルとして交わした言葉、それはどうやって人は生きていくのかという問いに満ちたものでした。その本にとても感激して濱口監督に渡しました。彼のたぐいまれな才能によって脚色され、映画の中で女の人がこんなふうに描かれたらいいな、と思うような女性像として映画になったと思います。ヴィルジニー・エフィラと岡本多緒という素晴らしい女優さんが本当に映画の中で生きてくれました。この映画に関わってくれたすべての方に感謝して、この素敵な賞を頂こうと思います。本当にありがとうございました。
映画祭中、『急に具合が悪くなる』舞台挨拶が行われた際には、格式あるVictoria Eugenia Theatreの600席近い客席が満席となり、濱口竜介監督が自身初の海外映画祭(『PASSION』)となった本映画祭での上映への熱の籠ったビデオメッセージが流れた。
本作は日本での公開は100日間を越えてロングランヒットを記録しているなか、続いて公開したフランスでも絶賛の声を集め、いまや日仏の観客動員数は60万人を突破!
アカデミー賞®国際長編 映画賞日本代表に選出された後、トロント国際映画祭、開催中のニューヨーク映画祭などでの上映も続き北米では秋以降の公開作品として期待が高まっており、「完全に目が離せない(IndieWire)」「奇跡のような作品(Variety)」「崇高なほど心を揺さぶる映画(The New Yorker)」など日々絶賛評が続出。
今後の映画賞・ 映画祭でも、アジア太平洋映画賞で最多3部門ノミネート、シカゴ国際映画祭コンペティション部門出品、第49回ミル・バレー映画祭でヴィルジニー・エフィラがScreen Artistry賞受賞が決定しているなど、全世界で高い注目を集めている。
監督:濱口竜介原作:宮野真生子・磯野真穂著『急に具合が悪くなる』(晶文社)
脚本 濱口竜介 ルディムナ玲亜
出演:ヴィルジニー・エフィラ 岡本多緒 長塚京三 黒崎煌代
製作:Cinéfrance Studios, オフィス・シロウズ, ビターズ・エンド, Heimatfilm, Tarantula 配給:ビターズ・エンド
提供:Soudain JPN Partners フランス=日本=ドイツ=ベルギー合作|196分|カラー|1:1.5





