イタリア映画祭2026、過去作を鑑賞するチャンス!オンライン開催も決定
2001年に始まり、毎年春の恒例イベントとして映画ファンに親しまれ、今年で26回目を迎える「イタリア映画祭2026」が、今年も例年どおり、東京会場は有楽町朝日ホール、大阪会場はABCホールの2拠点での開催となる。
今年の映画祭では、日本未公開の新作が東京では14本、大阪では7本上映されるが、ゴールデンウィークの開催に先駆け、明日4月8日(水)~4月26日(日)までの期間内に、過去の映画祭で上映された名作たちや貴重な短編作品を鑑賞できるオンライン上映の開催も決定!
オンラインで鑑賞できる作品は、イタリア映画祭2026に出品される監督や俳優の過去作を中心となっており、映画祭での上映に向けて予習ができる作品が勢ぞろい。昨年のイタリア映画祭2025で上映された作品が5本、それ以前の映画祭での上映作品が4本、さらに日本初公開の短編作品3本は無料でご覧いただけるという充実ぶり。あまり馴染みのない方にも、まずは入門編として気軽にお楽しみいただける貴重な機会となっている。しかも全作品、今回のためだけに特別に権利を取得。
今後の予定はなく、今しか見られない希少なチャンスだ。
▼2025年映画祭上映作品
(1,500円/ストリーミング期間72時間)
ロミオはジュリエット
[2024/108分]原題:Romeo è Giulietta
監督:ジョヴァンニ・ヴェロネージ Giovanni Veronesi
出演:セルジョ・カステッリット、ピラル・フォリャーティ(『ショート・ラブストーリー』)、マルゲリータ・ブイ
イタリア映画のヒットメーカーの一人であるヴェロネージ監督の新作は、シェイクスピアの演劇を題材に、現代的なテーマを盛り込んだコメディー。著名な演出家フェデリコは、自身の名声の頂点を飾るため、キャリアを華々しく締めくくる作品として『ロミオとジュリエット』を上演しようとしている。そのオーディションでヴィットリアはひときわ目立つが、過去の失敗が原因で役を得ることができない。それでも彼女は舞台に立つことを決意し、友人の助けを借りて裏の手を使う。イタリアゴールデングローブ賞最優秀コメディー賞を受賞。
隣り合わせの人生
[2024/114分]原題:La vita accanto
監督:マルコ・トゥッリオ・ジョルダーナ Marco Tullio Giordana
出演:ソニア・ベルガマスコ、パオロ・ピエロボン、ヴァレンティーナ・ベッレ
マルコ・ベロッキオが映画化を企画し、脚本を手がけ、最終的に名匠ジョルダーナ(『輝ける青春』)に監督を提案した本作は、ゆがんだ家族関係を描く心理ドラマ。1980年代初頭のヴィチェンツァ。裕福な若い夫婦に待望の娘レベッカが誕生する。しかし、レベッカの顔は大きなあざで覆われており、そのあざが耐えがたい母は母性を拒み、愛情を注げなくなっていく。思春期に苦しみながら成長するレベッカだが、名高いピアニストのおばに導かれ、並外れた音楽の才能を開花させていく。ロカルノ映画祭アウト・オブ・コンペティション部門でプレミア上映。
戦場
[2024/104分]原題:Campo di battaglia
監督:ジャンニ・アメリオ Gianni Amelio
出演:アレッサンドロ・ボルギ、ガブリエル・モンテ-ジ、フェデリカ・ロゼッリーニ
巨匠アメリオ(『家の鍵』『ナポリの隣人』)が、第1次世界大戦の終息を迎えようとしている1918年のイタリアを舞台に、戦争の非人道的な現実とそれに対する医師たちの複雑な姿勢を描いたドラマ。軍病院で働く2人の医師、ステファノとジュリオは大学時代の友人だが、重傷を負って前線から運ばれてくる負傷兵への対応は対極的だった。そして、看護師アンナの登場が2人の感情的な対立を深める。スター俳優、アレッサンドロ・ボルギが主演を務め、マルコ・ベロッキオが制作に参加。ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門出品。
※1,500円/ストリーミング期間72時間
ファミリア
[2024/120分]原題:Familia
監督:フランチェスコ・コスタービレ Francesco Costabile
出演:フランチェスコ・ゲーギ、バルバラ・ロンキ(『エリーザ』)、フランチェスコ・ディ・レーヴァ
イタリア映画の新世代で注目を集める監督の一人、コスタービレの長編2作目は、心理スリラー、ホラー、社会派ドラマといった異なるジャンル映画の要素が融合したダークな家族ドラマ。2000年代初頭のローマ。ルイージ、通称ジジは、兄と母と共に暮らしている。母は暴力的な父と別れ、ジジは極右グループに関わり、そこに家族のような絆を感じていた。しかし、父が刑務所から出所し、再び彼らの前に現れることで、ジジは将来に関わる重要な決断を迫られることになる。本作は、米アカデミー賞国際長編映画賞のイタリア代表に選出された。
※1,500円/ストリーミング期間72時間
ピンクのパンツを履いた少年
[2024/114分]原題:Il ragazzo dai pantaloni rosa
監督:マルゲリータ・フェッリ Margherita Ferri
出演:クラウディア・パンドルフィ、サムエレ・カッリーノ
国民的な議論を引き起こしたある少年の悲劇を基に映画化された、女性監督フェッリの長編第2作。大きな話題を呼び起こして大ヒットを記録し、2024年のイタリア映画を象徴する作品の1つとなった。アンドレアは明るい性格の少年で、学校では優秀な成績を収め、親とも良好な関係を築いていた。学校で最も人気のあるクリスティアンと親友になるが、一番仲の良いサラはアンドレアにクリスティアンの危険な一面を気づかせようとする。ある日、アンドレアは母親から赤いズボンを贈られる。洗濯の失敗でピンクに変色してしまうが、それを履くことにする。
▼過去映画祭上映作品
(1,000円/ストリーミング期間72時間)
幸せな感じ
[2018/115分]原題:Euforia
監督:ヴァレリア・ゴリーノ(『アート・オブ・ジョイ』) Valeria Golino
出演:リッカルド・スカマルチョ、ヴァレリオ・マスタンドレア(『5分』)
マッテオは魅力的で大胆な若手の企業家で成功を収めていた。一方で、兄のエットレは中学校の教師で慎重な性格。対照的な2人だが、兄の病気をきっかけに2人は距離を縮め、お互いを見つめ直していく。女優として名高いゴリーノがスター俳優のスカマルチョとマスタンドレアとタッグを組んだ監督2作目は、不安や喜びがないまぜになった2人の心情をスタイリッシュな映像で浮き彫りにする。デビュー作『ミエーレ』に引き続いてカンヌ国際映画祭のある視点部門に選ばれた。
『環状線の猫のように』
[2017年/98分] 原題:Come un gatto in tangenziale
監督:リッカルド・ミラーニ(『人生はそういうもの』) Riccardo Milani
出演:パオラ・コルテッレージ、アントニオ・アルバネーゼ、ソニア・ベルガマスコ
ヒット作を連発するミラーニ監督が、パオラ・コルテッレージ(『ドマーニ! 愛のことづて』監督・主演など)とタッグを組み、さらにアントニオ・アルバネーゼも迎えて大ヒットしたコメディー。ローマの中心に住み、シンクタンクで社会的統合の問題に携わるインテリのジョヴァンニ。多様な人種が混在する郊外で調理スタッフとして働き、日々の生活に追われるモニカ。生活環境が全く異なり知り合うことはなかったはずの2人だが、彼らの子どもが好意を抱き合うことから、やむを得ず交流することになる。イタリアのゴールデングローブ賞でコルテッレージが最優秀女優賞を受賞。
皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ
[2015年/112分] 原題:Lo chiamavano Jeeg Robot
監督:ガブリエーレ・マイネッティ(『シャオ・メイ ローマ大決戦』) Gabriele Mainetti
出演:クラウディオ・サンタマリア、イレニア・パストレッリ、ルカ・マリネッリ
娯楽性と作家性の融合によって新たな潮流を示したマイネッティ監督の長編デビュー作。無愛想で一匹狼のエンツォは、盗みで警察に追われていた際の事故で超人的な力を得る。その力を犯罪に悪用するエンツォだが、日本のアニメ『鋼鉄ジーグ』の熱狂的ファンである女性アレッシアとの出会いが、彼の心を変えていく。クラウディオ・サンタマリアとルカ・マリネッリのスター俳優が共演。ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では、主演男優賞・主演女優賞・助演男優賞・助演女優賞・新人監督賞など計7部門で受賞した。
無邪気な妖精たち
[2001年/106分] 原題:Le fate ignoranti
監督:フェルザン・オズペテク(『ダイヤモンド 私たちの衣装工房』) Ferzan Ozpetek
出演:マルゲリータ・ブイ、ステファノ・アッコルシ(『ダイヤモンド 私たちの衣装工房』『ヴィヴァルディと私』)
急死した夫が残した一枚の絵から、7年間にわたる愛人がいたことを知る妻、愛人を探し当てると、それは男性だった。彼女はその男を囲む奇妙でおかしな仲間たちの中に入っていく。スターのマルゲリータ・ブイとステファノ・アッコルシが組んで、生死や男女の性を越えた不思議な三角関係の中で育まれる愛の形を探る。01年ベルリン国際映画祭コンペ部門出品。
▼短編作品
(無料/ストリーミング期間72時間)
すべての神々
[2026/6分]原題:Tutti gli dei
監督:フェルザン・オズペテク(『ダイヤモンド 私たちの衣装工房』) Ferzan Ozpetek
ミラノのポルディ・ペッツォーリ美術館で開催中の展覧会のために制作された、フェルザン・オズペテク監督による短編映像作品。ジョヴァンニ・パオロ・パニーニの絵画《ローマ古代》に着想を得て、光や遺跡、人物のイメージを通して記憶と時間をめぐる旅を描き出す。映画と美術が交差する、詩的で没入的な映像体験。
チレント地方の牧歌
[2015/19分]原題:Pastorale Cilentana
監督:マリオ・マルトーネ(『外の世界』) Mario Martone
マリオ・マルトーネ監督による本作は、2015年のミラノ国際博覧会で上映された、手つかずの自然へのオマージュ作品。舞台は14世紀半ばのチレントの農村。父と母、8歳の息子ニーノが営む素朴な日常が描かれる。耕された畑やぶどう・オリーブ畑が広がる美しい風景、鐘の音や季節の移ろいに沿った生活。ニーノがヤギを連れ進む道は、自然の中で学びと発見を重ねる長い旅のようで、自然の音だけで紡がれる映像は、人と土地の調和を静かに映し出す。撮影監督は、オリヴェイラやダニエル・シュミット作品などで知られるレナート・ベルタ。
差し出がましいのですが 第2章
[2024/30分]原題:Se posso permettermi – Capitolo II
監督:マルコ・ベロッキオ
マルコ・ベロッキオが自身の子ども時代の家や家族の記憶をもとに描いた短編。母の死後もボッビオの家に残るファウストは、本に囲まれ無為に日々を過ごしている。ある日、町の愛想の良い司祭や娘の結婚を勧めるカラビニエリの隊長など、奇妙な訪問者たちが次々とやって来る。無表情で受け流すファウストと彼らとのやり取りを通して、亡き家族への追憶や人生のはかなさ、町の不思議さがユーモアを交えて語られる。
※『差し出がましいのですが 第2章』のみ、視聴可能人数の制限あり。制限を超えた時点で配信終了。
■料金
2025年映画祭上映作品:各1,500円(税込み)
過去作:各1,000円(税込み)
短編:無料
■購入可能期間
2026年4月8日(水)12:00~4月26日(日)23:59
■視聴可能期間
購入後72時間
■視聴推奨環境
【スマートフォン、タブレット】
iOS 11.0以降 (Safari最新バージョン)
iPadOS 13 (Safari最新バージョン)
Android OS 6.0以降 (Google Chrome最新バージョン)
【パソコン】
Windows 8.1(最新バージョンのGoogle Chrome、Firefox)またはWindows10(最新バージョンのGoogle Chrome、Safari、MS Edge、Firefox)
Windows11(最新バージョンのGoogle Chrome、Safari、MS Edge、Firefox)
MacOS 10.9以上(最新バージョンのGoogle Chrome・Safari・Firefox)
注意事項
・全作品日本語字幕付き。日本国内でのみ視聴可能(海外からのご視聴はできません)
・視聴するには各作品の「視聴はこちらから」をクリックしてください。リンク先の申込ページで購入の手続きをするにあたっては、クレジットカードのご用意と朝日IDの取得が必要になります。
・インターネットの回線速度が充分でない場合や、ご利用端末の状態によって快適な視聴が難しいこともございます。安定した通信環境下でご利用ください。
・購入の手続きが完了しますと、申込完了メールがご登録されたメールアドレスにお送りされます。映画をご覧いただくには、初回だけでなく2回目以降もそのメールに記載されたURLをクリックしてください。





