先日閉会した大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会)にて制作発表され、そのソフトレガシーとして、アフター万博のひとつの楽しみとも目されるアニメ映画『神去月(かみさりづき)のけもの』。
東京五輪イヤーに合わせ全国ロードショーされ、この島国の根にある“ご縁”という文化をNetflixを通して全世界で累計450万人鑑賞(初週161万人)に今なお届け続けている前作『神在月のこども』と表裏を成す新たな物語が誕生します。
この度、大阪・関西万博で先行披露されたアニメ映画『神去月のけもの』のパイロット映像と新規ビジュアル3種が解禁。原作・四戸俊成氏のコメントも公開されました。


古事記の章を遡り、 作品の舞台は国造りの出雲から、 国生みの淡路へ
この島国の根と書かれる島根・出雲の「国造り神話」を題材に、日本人の根にあるご縁という価値観をアニメで描いた『神在月のこども』に続き、この島国の初めと記される淡路・自凝島の「国生み神話」を題材に、日本という列島の成り立ちをアニメで描き出す『神去月のけもの』。
この度解禁されたビジュアルにはどれも“その島国を生み去る場所へ、馳せる獣のものがたり”というキャッチコピーが添えられています。
一つは『神去月のけもの』の舞台として国生み神話「淡路・自凝島」の原風景が描かれたもので、『神在月のこども』の舞台として国造り神話「出雲・弁天島」と対になるデザインとなっています。
もう一つは、「自凝島と少年」をコンセプトに、夕焼けが沈む淡路・自儗島の原風景に立つ鬼の少年が描かれ、もう一方では、「天狗岩と少女」をコンセプトに、夜の光がうっすら差し込む天狗岩に腰を下ろす天狗の少女が描かれ、今作のカギとなる舞台を美しく閉じ込めたようなビジュアルとなっています。
パイロット映像公開!
パイロット映像では「その島国は、一滴の塩から生まれた」という言葉にはじまり、何かに追われ続けるけもののようになってしまった鬼の少年と、天狗の少女が時空を超え運命的に出逢うシーンで締めくくられる。揺れる水面に映る月に“神去月のけもの”のタイトルが浮かび上がる神秘的な雰囲気を纏うアニメーションに期待が膨らむ!
原作・四戸俊成氏コメント
この度、 大阪・関西万博の公式プログラム(未来への文化共創ウィーク)という檜舞台で、『神在月のこども』と表裏を成す次回作『神去月のけもの』の制作発表が叶いました。
前回作『神在月のこども』は、この島国に全世界の方々が目を向ける東京五輪イヤーに公開し、今なおNetflix等で国内外を駆け続けているアニメですが、そこで選ばれなかった命に光を当て、次回作『神去月のけもの』という作品を書き進めています。
古事記の冒頭「国生み神話」で、 この島国の一滴目と記される《淡路・自凝島》。そこに馳せる少年少女の新たな物語が、未来への兆しとなることを祈り、再び制作に邁進して参ります。
アニメ映画『神去月のけもの』作品情報
Start Filming in 2025
原作:四戸俊成/企画プロデューサー:オシア ウコ、諏訪道彦
企画:クリティカ・ユニバーサル、GUM、アスハPP