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『V/H/S ビヨンド』7月公開 脚本にマイク・フラナガンら

ホラーアンソロジーシリーズ『V/H/S/Beyond(原題)』が、『V/H/S ビヨンド』の邦題で7月4日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿、テアトル梅田ほかにて全国順次公開されることが決定した。

本作は、2012年に公開され、『ゴジラ×コング 新たなる帝国』のアダム・ウィンガード監督や、『MaXXXine マキシーン』のタイ・ウェスト監督を世に送り出した、ホラーアンソロジー映画『V/H/S』のシリーズの第7弾。

発見されたビデオテープに映っていた映像」をコンセプトにしたファウンド・フッテージ作品『V/H/S シンドローム』を皮切りに、3作目まで製作され、ひとたび完結を迎えた『V/H/S』シリーズ。そして7年の時を経て、米配信サービス「SHUDER(シャダー)」がシリーズを再始動。2021年に4作目となる『V/H/S/94』が公開され、1年ごとに新作が発表された。しかし、同サービスが展開されていない日本では新作を観ることはかなわなかったが、シリーズ最新作である本作の権利を配給会社のアムモ98が取得。同社内の洋画レーベルKOOKS FILMの配給によりこのたびの日本公開が実現した。

本作のコンセプトは、ホラーとSFを掛け合わせた「宇宙」。インターネット上で発見された謎のVHS、住んだ者が消失する呪われた事故物件。2つが交わるとき、人類未体験の宇宙的恐怖が解き放たれる。エイリアン・ゾンビ、正体不明の魔女、凶暴な異星人、人知を超えたテクノロジー……。6つの想像を絶する映像が連続し、観客を宇宙的恐怖へと導いていく。

監督を務めたのは、『オキュラス 怨霊鏡』のケイト・シーゲル、『バーバリアン』のジャスティン・ロング、『サウスバウンド』のジャスティン・マルティネス、『モンスター・ハンティング 復讐の狩人』のジョーダン・ダウニーら、ホラー映画で活躍する面々。また、ドキュメンタリーの分野で活躍するジェイ・チールが異例の抜擢となった。さらに脚本には、『ドクター・スリープ』のマイク・フラナガンらが名を連ねている。

公開されたメインビジュアルでは、シリーズのトレードマークであるスカル(骸骨)が宇宙と一体化して、人間を宇宙的恐怖へと吸い込む様子が描かれている。恐怖の渦に吸い込まれる人影は、映画の登場人物か、それとも観客なのか……。

また、映画本編より場面写真も公開。血に塗れた異形のゾンビや奇妙な生命体などが写し出されている。

■公開情報

『V/H/S ビヨンド』
7月4日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿、テアトル梅田ほか全国順次公開
監督:ジェイ・チール、ジョーダン・ダウニー、ヴィラット・パル、ジャスティン・マルティネス、ジャスティン・ロング、ケイト・シーゲル
脚本:マイク・フラナガン、エヴァン・ディクソン、ジョーダン・ダウニー、クリスチャン・ロング、ジャスティン・ロング、ケビン・スチュワート
製作:ジョシュ・ゴールドブルーム、ブラッド・ミスカ
音楽:ニック・スール
配給:KOOKS FILM
2024年/アメリカ/英語・ヒンディー語/114分/カラー/ビスタ/5.1ch/原題
:V/H/S/Beyond/R15+(未定)/字幕:大石盛寛
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