映画

『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』舞台挨拶付き特別上映会

舞台挨拶付き特別上映会
日程:9月3日(水)
場所:TOHOシネマズ新宿
登壇:池松壮亮、深津絵里、オダギリジョー

映画『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』(9月26日公開)の特別上映が3日、都内にて行われ、オダギリジョー監督と俳優の池松壮亮、深津絵里が登壇。深津が本作出演を決めた理由を明かしオダギリ監督を苦笑させた。

2021年にNHKで放送され、オダギリジョーが脚本・演出・編集を手がけたオリジナルドラマを劇場版として再構築した本作。その公開記念イベントには、8年ぶりの映画出演となった深津絵里も登壇した。

ドラマ版に続き映画でも主演を務める池松壮亮は、最初に本作の設定を聞いたときの印象を振り返った。韓国でオダギリ監督と撮影を共にしていた際、一緒に食事をしていたときに構想を耳にしたといい、「オダギリさんが『テレビドラマなんですけど、みんなには犬に見えるけど、主人公にだけ着ぐるみを着た僕に見えるんです』と言っていて、最初は酔っぱらって冗談を言っているのかと思いました」と笑顔で明かした。

ところが翌日、コインランドリーに行った際に実際の脚本を渡され、「本当にあるんだと驚きました。『うそだと思っていました、ごめんなさい』と言いながら読ませていただいたのですが、読み終えたら即答でした」と即決だったことを語る。

脚本を読んだ池松は「本当に面白くて、自由で、滑稽で。世界が困難を迎えている中で、自分の中にあったモヤモヤを根本から壊してくれるようなユニークさを感じました。これはオダギリさんならではだと思いました」と熱意を込めてコメントした。

⽝の気持ちを深く理解する超優秀なハンドラー・羽衣弥生役を務めたのは、8年ぶりの映画出演となる深津絵里。出演の経緯について深津は「最初にお話を伺ったのは、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』のとき。“映画になるかもしれない”と聞いていましたが、まさか自分に声をかけていただけるとは思っていませんでした」と回想。実際に渡された脚本については「オダギリ監督の書かれた脚本は近年まれに見る奇想天外なもので、正直、一度読んだだけではまったく分からなかったんです」と苦笑しつつも、「その“分からなさ”に強く惹かれて飛び込みたいと思ったのは初めてでした」と語った。

さらに深津は「出演を決めた理由はほかにもありますが、詳しくは映画のパンフレットでお話しさせていただいています」とPRを忘れず、オダギリ監督も「さすがですね」と感心しながら観客に「ぜひパンフレットをお求めください」と呼びかけた。

またオダギリ監督は深津の演技について「今日は本当にすごいものを目にすると思います。ただ、これから初めて観る方もいるので、ぜひ外にはもらさず楽しんでほしい」と会場に訴えかけた。すると深津は「そんなふうに期待値を上げられると不安になります」と照れ笑いを浮かべ、会場を和ませていた。

一方のオダギリ監督は、出演者への信頼を強調。「僕の作品に来てくださる役者さんはほとんど同じ方々で、演出の必要がないほど信頼している、尊敬している人たちです。特に池松さんと深津さんには、現場で何も言うことがないくらいでした」と絶大な信頼を寄せた。

舞台あいさつの途中、オダギリ監督がスタッフに呼ばれて一時降壇。その代わりに舞台上へ現れたのは、物語の重要な存在である犬・オリバーだった。池松は「オダギリさんは帰りましたが、オリバーが来てくれました。犬なのでしゃべれないんですけど、僕にだけ聞こえていて、隣で『暑い、暑い』と言っています」と笑顔で“通訳”。会場は温かな笑いに包まれた。

『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』
脚本・監督・編集・出演:オダギリジョー
出演:
池松壮亮、麻生久美子、本田翼、岡山天音、黒木華、鈴木慶一
永瀬正敏、佐藤浩市、嶋田久作、宇野祥平、香椎由宇
吉岡里帆、鹿賀丈史、森川葵、髙嶋政宏、菊地姫奈、平井まさあき(男性ブランコ)
深津絵里
制作プロダクション:MMJ
公開表記:2025年9月26日(金)全国公開
配給:エイベックス・フィルムレーベルズ
© 2025「THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE」製作委員会

映画公式サイト:https://oliver-movie.jp/

X:@oliver_movie

インスタグラム:@oliver_gosh/

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