ニューヨークで暮らすとあるアジア人夫婦。
ある日、息⼦の誘拐事件をきっかけに夫婦が抱える秘密が浮き彫りとなり、崩壊していく家族を描いたヒューマンサスペンス『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』(英題:『Dear Stranger』)が9月12日(金)に公開となります。
さらに、各界から本作への応援コメントも到着!
多方面にファンを抱える真利子哲也監督の新境地にして真骨頂の最新作に、是非ご期待ください。
池松壮亮/俳優
ある家族が異国の地で生きていくため、深い闇の底に幻想や神話を求めてゆっくりと降りていく。そこには簡単な答えも問いもなく、内なる矛盾やトラウマから、ただ自分や他者との絆をつくり直すことを強いられる。
映画は死のイメージを捉え続け、哲学と瞑想を繰り返し、その先にしかない真実に触れる。
スタイリッシュで洗練された映像世界に誘われ、痺れるような映画体験をし、暫く言葉が出なかった。映画に対する美意識と深い執念をもつ映画監督、真利子哲也がついに還ってきた。
鈴木敏夫/スタジオジブリ
この映画は、他人との距離をそっと近づけてくれる。
濱口竜介/映画監督
サスペンス映画然とした出で立ちに騙されてはならない。暴力の気配が後景に退いたときにこそ、真に映画が始まる。出口のない日常を生きねばならない夫婦が迷い込むのは、成瀬巳喜男的な宇宙だ。NYの夜路で、森雅之や木村功を想わせる西島秀俊に詰め寄るグイ・ルンメイ。この美しさはただごとではない。真利子哲也の突然の成熟に、ただただ戸惑うばかりだ。
新井英樹/漫画家
「なにかをつくるとき壊すのも必要」
廃墟と人形の格闘・葛藤に喝采!
重く厚く深く抉り出される人生の命題、
純粋極まりない緻密で繊細な自己破壊願望の結晶!
映画監督真利子哲也が凄えもん撮った!
近藤聡乃/マンガ家・アーティスト
ニューヨークで、移民として、母語が違う者同士寄り添って暮らす。私自身もその足元が揺らぐような不安を知っている一人として、彼らに共感しながらも、何度も彼らを引きとめたくなった。地震の後の廃墟に立って、次のもっと大きな地震の予感に怯えているような彼らを、今度の揺れもきっと何とかなると言って引き留めたい。ニューヨークには彼らのような人がたくさんいて、彼らを引き留める人もまだたくさんいるだろう。
ケビン・スー/Applause Entertainment(台湾配給)、代表取締役社長
Applauseは常に、大スクリーンにふさわしいクオリティと共鳴を持つ映画の発掘に力を注いできました。このたび国際共同製作作品『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』の台湾配給を担当できることを大変光栄に思います。本作を台湾の観客に届け、深い感動と考察を呼び起こす作品を共有できることを楽しみにしています。
マニュエル・シッシュ/The Jokers Films(フランス配給)、アジア作品買付責任者
本作は真利子哲也監督にとって初の英語作品であり、彼はニューヨークを唯一無二の視点で切り取っています。そして、この風変わりな移民夫婦の姿は、トランプ時代のアメリカにおいてより一層強く響きます。『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』は感動的で緊張感に満ちた物語であり、主演の二人は監督の見事な演出によって輝いています。
ソフィー・シー/EST N8、スタジオ部門責任者
『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』の最大な魅力は、異文化間の結婚や移民生活における多層的なアイデンティティと感情の複雑さを見事に描いている点です。これはアジア人、アジア系アメリカ人の物語であると同時に、幅広い層が共感を感じる魅力を持っています。
出演:西島秀俊 グイ・ルンメイ
監督・脚本:真利子哲也
配給:東映
©Roji Films, TOEI COMPANY, LTD.
『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』
公式サイト:https://d-stranger.jp/