映画専門誌の「キネマ旬報」が主催する映画賞『第99回キネマ旬報ベスト・テン』(2025年)の授賞式が19日、都内で開催。新人女優賞を受賞した俳優の鈴木唯が出席した。

早川千絵監督作『ルノワール』では、大人の世界を垣間見ながら人々の心の痛みに触れていく11歳の少女・フキのひと夏の物語が描かれた。鈴木唯がフキ役を務め、石田ひかりリリー・フランキーが両親役として出演した。

鈴木は、田畑智子(『お引越し』)、甘利はるな(『コドモのコドモ』)、吉岡竜輝(『少年H』)と並び、最年少タイでの新人女優賞受賞となった。表彰式では緊張の面持ちでステージに立ち、「本当に光栄です。監督をはじめとした皆さんの力があって、このステージに立つことができました」と挨拶し、同作を「人生を変えてくれた宝物」と述べた。

鈴木唯は2013年3月30日生まれ、埼玉県出身。2024年公開の『ふれる』で映画初出演にして主演を務め、ほかの主な出演作に『ここで吸っちゃダメ!』『3月11日』『少年と犬』がある。

『第99回キネマ旬報ベスト・テン』受賞一覧
【作品賞】
・日本映画作品賞(日本映画ベスト・テン第1位):『旅と日々』
・外国映画作品賞(外国映画ベスト・テン第1位):『ワン・バトル・アフター・アナザー』
・文化映画作品賞(文化映画ベスト・テン第1位):『よみがえる声』【個人賞】
・日本映画監督賞:李相日『国宝』により
・日本映画脚本賞:奥寺佐渡子『国宝』より
・外国映画監督賞:ポール・トーマス・アンダーソン 『ワン・バトル・アフター・アナザー』により
・主演女優賞:シム・ウンギョン『旅と日々』により
・主演男優賞:吉沢亮『国宝』ほかにより
・助演女優賞:伊東蒼『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』により
・助演男優賞:佐藤二朗『爆弾』ほかにより
・新人女優賞:鈴木唯『ルノワール』により
・新人男優賞:黒崎煌代『見はらし世代』ほかにより
・読者選出日本映画監督賞:李相日『国宝』により
・読者選出外国映画監督賞:ポール・トーマス・アンダーソン『ワン・バトル・アフター・アナザー』により
・読者賞:秦早穗子(連載『シネマ・エッセイ 記憶の影から』により)