『第47回ヨコハマ映画祭』監督賞を李相日監督受賞
作品賞、監督賞、脚本賞など7部門を受賞したのは、歌舞伎を題材にした映画「国宝」。同作は興行収入が邦画実写作品の歴代1位を記録するなど、大きな反響を呼び、社会現象ともいえる広がりを見せた。
「新潟で生まれ、横浜で育った」と語る李相日監督は、なじみのある地にこのような形で戻ることができたことを喜んだ。また、「この作品を完成させるまでの道のりは決して容易ではなかった」と振り返る。
公開前の完成披露の場で「総力戦だった」と表現したことにも触れ、「吉沢亮をはじめとする俳優陣やスタッフ一人ひとりが互いに信頼し合い、日本映画にとって一つの指標となる作品を作るという共通の思いが、作品をここまで高めてくれた」と、改めて関係者への感謝と手応えを語った。

李相日監督は受賞にあたり、「スタッフや俳優をはじめ、関わったすべての人たちとの信頼関係、そして日本映画にとって一つの指標となる作品を作りたいという強い思いが、この作品をここまで押し上げてくれた」と語り、関係者への感謝を述べた。
また、ヒットの要因について問われると、「世界的に見ても明るい世相とは言えない時代の中で、何かを求め、限界を超えようとする人間の姿の美しさを、観客が感じ取ってくれたのではないか」と分析し、作品が持つ普遍的なテーマが支持された可能性に言及した。

■『第47回ヨコハマ映画祭』各賞
作品賞:『国宝』
監督賞:李相日『国宝』
新人監督賞:団塚唯我『見はらし世代』
脚本賞:奥寺佐渡子『国宝』
撮影賞:月永雄太『旅と日々』『夏の砂の上』『海辺へ行く道』
主演女優賞:広瀬すず『遠い山なみの光』『ゆきてかへらぬ』
主演男優賞:吉沢亮『国宝』、横浜流星『正体』
助演女優賞:河合優実『旅と日々』『敵』『悪い夏』『ルノワール』
伊東蒼:『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』
助演男優賞:田中泯『国宝』
最優秀新人賞:黒崎煌代『見はらし世代』『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』、高田万作『旅と日々』『もういちどみつめる』、林裕太『愚か者の身分』『君の顔では泣けない』
審査員特別賞:四代目 中村鴈治郎『国宝』
特別大賞:種田陽平『国宝』







