『第47回ヨコハマ映画祭』主演男優賞受賞を吉沢亮が受賞
第47回(2025年度)ヨコハマ映画祭が1日、神奈川・関内ホールで行われ、「国宝」でを主演男優賞受賞した俳優の吉沢亮が出席した。
映画「国宝」について吉沢さんは、「これまでに学んできたすべてを注ぎ込んで臨んだ作品だった」と振り返った。また、同作で共演し、映画「正体」で主演男優賞を受賞した横浜流星についても触れ、「厳しい稽古を共に乗り越えた仲間として、作品は異なるが同じ賞を受賞できたことを心からうれしく思う」と喜びを語った。
1年半に及んだ歌舞伎の稽古については、「本当に撮影が始まるのだろうか」「このまま歌舞伎役者になってしまうのではないかと思うほどだった」と当時の心境を明かした。稽古期間中、横浜がつま先から髪の毛の先まで役に向き合おうとする強い姿勢を間近で見ていたといい、「大きな刺激を受けると同時に、このままでは圧倒されてしまうのではないかという思いもあった」と振り返った。
横浜の存在が支えだったのか、それともプレッシャーだったのかと問われると、「その両方だった」と述べ、「本気で作品と向き合う姿をそばで見続けられたことは、重圧であると同時に大きな支えにもなっていた」と語った。
同作で稀代の女形・立花喜久雄を演じた吉沢さんは、司会から「化粧には自信がなかったのでは」と振られると、高校時代のエピソードを回顧した。「友人とノリで学園祭に女装していくことになったのですが、自分では似合うと思っていたら、全然似合わなくて。周りからも『なんか汚い』と言われました」と笑いながら振り返った。また、「すね毛は剃ったのですが、太ももから上はそのままで、肌の色が違って見えるという」と当時の様子を明かした。
その経験もあって、女形の化粧が自分に合うか不安だったと語った吉沢。司会から「ハマっていましたよね」と言われると、会場からは大きな拍手が起こった。

■『第47回ヨコハマ映画祭』各賞
作品賞:『国宝』
監督賞:李相日『国宝』
新人監督賞:団塚唯我『見はらし世代』
脚本賞:奥寺佐渡子『国宝』
撮影賞:月永雄太『旅と日々』『夏の砂の上』『海辺へ行く道』
主演女優賞:広瀬すず『遠い山なみの光』『ゆきてかへらぬ』
主演男優賞:吉沢亮『国宝』、横浜流星『正体』
助演女優賞:河合優実『旅と日々』『敵』『悪い夏』『ルノワール』
伊東蒼:『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』
助演男優賞:田中泯『国宝』
最優秀新人賞:黒崎煌代『見はらし世代』『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』、高田万作『旅と日々』『もういちどみつめる』、林裕太『愚か者の身分』『君の顔では泣けない』
審査員特別賞:四代目 中村鴈治郎『国宝』
特別大賞:種田陽平『国宝』









