映画

『男神』 大ヒット御礼舞台挨拶

大ヒット御礼舞台挨拶
日付:10月5日(日) 午前11:42~12:12
登壇:岩橋玄樹、加藤雅也、チャールズ・グラバー、志賀司

岩橋が手がけたテーマ曲「Bless me」が場内に流れる中、岩橋、グラバー、加藤、志賀プロデューサーが登場すると、大きな拍手と歓声が湧き起こる。この日は英語字幕上映だったこともあり、登壇者は英語でスピーチをし、その後自身で日本語に訳すというスタイルでの冒頭挨拶が行われた。

岩橋は「建設現場で働く山下裕斗役を演じました」と笑顔で挨拶を始めると、本作がYouTubeの人気サイト「怖い話 怪談 朗読」にて朗読され注目を集めたエピソードを原案にして映画化されたことに触れ、「YouTubeで人気のある作品が映画になって、その映画へのオファーはうれしかったし、びっくりしたし、ハッピーでした!」とオファー時の心境を振り返る。続けて「映画出演は初めてで、僕にとってはスペシャルなプロジェクト。意味のある映画に出演できて幸せだなと思いました」と参加へのよろこびを噛み締めた岩橋は「ファンタジー、ホラー、家族愛の要素など、たくさん入っているので、注目して観てもらえたと思います」と上映後の観客に問いかけ、家族を守ることへの葛藤なども描かれていると見どころを補足した上で、「日本のカルチャーやヒストリーが含まれています。すごく愛している映画でこの場所に立てて光栄に思っています」と語り、大きな拍手を浴びていた。

「ストーリーについては玄樹くんが話してくれたので、僕は演じたキャラクターについて話します」とした加藤は「僕が演じた山伏という役は、お坊さんのひとつで、生き霊、悪い霊と戦う人です。紫色の着物を着た時は特別な人と戦う時です」と劇中で紫色の衣装を着て戦っていた理由を説明。上映後の舞台挨拶で観客が内容を踏まえていることもあり、加藤は役どころのみをシンプルに紹介した。

アーサー考古学教授役のグラバーは「とてもユニークな映画です。ただのホラー映画とは違う、謎がいっぱいの映画です。日本だけじゃなく、海外にアピールする力のある作品だと思います」と本作が国内外に受け入れられる作品だとおすすめした。

志賀プロデューサーは日本語字幕上映を行った理由について、「インバウンドで海外のお客さんがたくさん日本に来ています。日本で最新の映画を字幕付きで楽しんでほしいという思いがあり、実現できてうれしいです」と満足の表情を浮かべながら説明。すでに第24回オレンブルグ国際映画祭(ロシア)コンペティション部門へのノミネートや、第3回クロアチア映画祭ではコンペティション部門に入選するなど、国際的な評価も高まっていることに触れつつ、「賞を獲って、みなさんに素敵なニュースをお届けできればと思っています!」と意気込みを見せていた。

イベントでは、今年の「ゆうばり国際ファンタスティック思い出映画祭」への「男神」の正式出品が決定したこと、さらに、岩橋がニューウェーブアワード賞を受賞したことも最新ニュースとして発表された。加藤、グラバー、そして観客からの「おめでとう!」の声に岩橋は満面の笑みを浮かべ「一生懸命やりました。初めての映画なので右も左も分からなかったけれど、頑張ってよかったと思っています」と深々とお辞儀。続けて「1年前に撮影した映画が公開され、映画館で作品のパワーが伝わっているのを感じられるのはすごくうれしいです」と舞台挨拶で直接観客から感じる熱量にも触れた岩橋は、「北海道に行かなくちゃ!」とニコニコしながら、「みなさんがいてくれたから、みなさんが観てくれたからこそ。みなさんのおかげなので、感謝しかないです!」と支えてくれたファンや作品に携わったすべての人に心からの感謝を伝えていた。

加藤は「僕が演じた山伏の横にいつもピッタリついているお弟子さんのような方が、実は本物」と説明。加藤が本作に登場する護摩焚きシーンのために、自ら修行に出向いたことはこれまでの舞台挨拶やキャストのインタビューなどで明らかになっている。「お焚き上げの形などもいろいろ相談しました」と伝え、「特別に何をやったという感じはないけれど…」と謙虚に語りつつも、本番は1回しかできないため、事前にはかなりこだわって見せ方などの研究をしたとも話していた。加藤は岩橋のギャップに驚いたそうで、「本当によくやったと思います。普段はこんなに綺麗な子なのに…」と岩橋を見つめ、肩に手を乗せて労う。続けて、「このビジュアルを見たら、『どこに出てた?』ってなります(笑)」と役になりきっていた岩橋に感心しつつ、「こんなにかっこいいなら、イメージは崩したくないはずなのに。あれだけできるのはすごい!」と大絶賛していた。

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