公開記念!歴代「牙狼<GARO>」シリーズの劇場版上映イベント
日時:9月20日(土)
場所:池袋 新文芸坐
登壇:小西遼生(『牙狼<GARO> 〜蒼哭ノ魔竜〜』主役・冴島鋼牙役)
雨宮慶太監督
MC:宮島咲良
株式会社東北新社が手掛ける「牙狼<GARO>」シリーズ最新作、劇場版『牙狼<GARO> TAIGA』を10月17日(金)より全国公開となります。
2025年に生誕20周年を迎える「牙狼<GARO>」シリーズ。本作では、『牙狼<GARO>-月虹ノ旅人-』(2019)から約6年ぶりに、シリーズ原作者である雨宮慶太氏が監督・脚本を務めます。本作の主人公である魔戒騎士・冴島大河は『牙狼<GARO>』(2005)の主人公・冴島鋼牙の父としてシリーズに度々登場し、熱戦を繰り広げました。その雄々しい姿は牙狼<GARO>ファンから根強く愛され続けています。本作ではこれまで明かされていなかった、若き日の大河の姿と活躍が描かれます。20年間の「牙狼<GARO>」シリーズに込められた想いを継承しながら、新たな未来へと歩んでいくという制作陣の意気込みが込められています。
この度、劇場版『牙狼<GARO> TAIGA』の公開を記念した、歴代「牙狼<GARO>」シリーズの劇場版上映イベントを実施し、最強の魔戒騎士・冴島鋼牙の物語の最終章として2013年に公開された『牙狼<GARO> 〜蒼哭ノ魔竜〜』を上映。小西遼生、雨宮慶太監督が舞台挨拶を行いました。
満員の会場内に小西と雨宮監督が来場すると、客席からは大きな拍手が。その様子に感慨深い様子を見せた小西は、「牙狼<GARO>」シリーズが20周年を迎えたということに「監督とも、この作品がずっと愛され続けたらいいね、という話をしてたんですけど、ついに来ましたよ、20周年。われわれも少し年齢を重ねてきましたけど、みんなと一緒に歩んできたという喜びがあります」と感慨深い様子。
その言葉に雨宮監督も「老いはみんなに平等に来ますんで」とユーモラスに返答し、会場を沸かせた。
トークはまず冴島鋼牙のキャスティング秘話になり、雨宮監督が「最初、小西は鋼牙じゃなかったんです」と明かすと会場からも驚きの声が。雨宮監督自身、小西のプロフィール写真を見た瞬間に『鋼牙だ!』という直感があったというが、実は当時、冴島鋼牙は別の俳優で内定していたという。
「ただこれは僕が常々、言っていることなんですが、僕が主役を選ぶ時は、ほかのヒーローをやってる人はNGなんです。そしたらキャスティングのディレクターが『今決めてる人、どうやらほにゃららに出てるみたいですよ』って。それでその方にはお断りすることになった」と雨宮監督がその経緯を説明すると、小西も「実は僕もその直前に、ほにゃららというヒーローものの最終まで残ったんですけど、肘井(ミカ)と一緒に落ちたんです」と告白。
10月17日にはシリーズ最新作『牙狼<GARO> TAIGA』が公開されるが、ひとあし先に鑑賞したという小西は、「いやあ、もう完全に冴島大河でしたね」と興奮気味にコメント。「僕らが憧れている(大河の)姿がちゃんと映像の中の北田(祥一郎)さんの役に宿っていて。全編を通して、その姿がとてもかっこよかった。僕が知っている、渡辺裕之さんがやっていた大河の若かりし頃に見えたということに、すごく感動しました。そこかしこに監督のこの遊び心と、渡辺さんへのリスペクトが散りばめられていました」と絶賛。
雨宮監督は「今回、彼らを現場には呼ばなかったんですよ、面倒くさかったんで」と冗談めかしつつも、「渡辺さんと一緒に仕事をしてきた、小西、肘井ら冴島家のメンバーには映画を見せたかった」ということで、俳優陣のために特別に試写会を開いたことを明かした。「そしたら肘井さんが大号泣で。久しぶりに大人が本気で号泣するのを見ました」と笑いながら明かす小西は、「原点回帰した感じが、映像からすごく伝わってきました。「牙狼<GARO>」のかっこいい、根幹の部分が宿っている。だから知らない人が見ても面白いと思う。これから「牙狼<GARO>」を全部観れるなんて羨ましいですよ」と新たなファンに向けて新作をアピール。その言葉通り、会場には、小西が出演したミュージカル「フランケンシュタイン」でファンになり、「牙狼<GARO>」を初めて観に来た、という観客の姿も。その言葉に笑顔を見せた小西は「『牙狼<GARO> ~蒼哭ノ魔竜~』をこうしてまた年月が経った後に、劇場で皆さんに見ていただけるのがとても嬉しいです。そうやってどんどん続いていって。こうやって20周年を迎えられたことがとても嬉しいので、長く応援してくださってる方も、初めて知ってくださった方も、ここからさらに『牙狼<GARO> TAIGA』という新作も控えておりますので、盛り上げていっていただけたら」とメッセージ。
雨宮監督も「僕は20年間、たくさん「牙狼<GARO>」を作ってきたんですけど、まだ撮りたくて撮れてない「牙狼<GARO>」があるんです。その「牙狼<GARO>」を実現するためには、今回僕が監督した『牙狼<GARO> TAIGA』という作品が、興行的にも、今までの映画よりもかなり良いという評判と、人がいっぱい入ったという数字を獲得しないといけない。明るい希望を皆さんの力で見せてほしいなと思っています。初動が大事なんで、10月17日公開の新作が皆さんの力でヒットできるように、よろしくお願いします!」と会場に呼びかけた。