初日舞台挨拶
日程:8月16日(土)
場所:ヒューマントラストシネマ渋谷 .
登壇:小沢仁志 青柳翔 辻凪子 文音 山口祥行
企画・脚本・主演を務める小沢が登壇。観客に向けて「『国宝』と間違えて来たのでは? これは『国宝』じゃないですよ」と別作品のタイトルを引き合いに出し、「ちょっと見て、失敗したと思ってるんだろう?」と会場の笑いを誘った。

その様子について、山口が「もう2杯飲んでます」と冗談めかして説明すると、小沢さんは「暑いから」と笑顔で応じた。さらに、ロングジャケットを羽織った衣装について「この格好も無理して着ているんですよ」と率直に語り、会場を和ませた。
山口はまた、小沢さんが弁護士役に挑むためにパーマをかけ、髪を染めたことを紹介。「チリチリのパーマに緑がかった髪になっていて、『兄ィ、何の役をやるんですか?』と聞いたら、『弁護士だからよ』と答えられて驚きました」とユーモラスに振り返った。これに対し、小沢さんは「白髪に色を入れるのは難しいらしく、美容師も思った通りにならなかった」と苦笑していた。

さらに、辻は「子ども向けの六法全書を持ち込んで撮影に臨んだ」と明かし、「正しい法律と脚本の法律が違っていたので『小沢さん、これ違いますよ』と伝えたら、『AIに聞いたから分からない』と言われました」と裏話を披露。小沢も「AIは便利だが、古い法令では海外の法律を参照してしまい、台本に反映したら指摘を受けた」と語りつつ、「新しい法律を調べるには役立った」と実感を述べていた。


舞台あいさつには、小沢と公私ともに親交がある青柳翔さんも登壇。小沢演じる四神の相棒であるパラリーガル・戸田幸次役を務めた青柳さんは、「兄貴をはじめキャストやスタッフの皆さんと一緒に作り上げた作品なので、ぜひ楽しんでください」と笑顔でコメントした。するとすかさず小沢さんから「見終わったお客さんだよ」とツッコミが入り、会場が和やかな空気に包まれた。

その後も青柳がスクリーンに近づきすぎる場面では、小沢から「スクリーンに気をつけろ」と注意される一幕もあり、二人のやりとりに客席からは笑いが起こった。小沢さんが「少し痩せたか?」と青柳さんの変化に気づくと、青柳は「痩せましたね」と応じ、互いに軽快な掛け合いを見せていた。
また司会者から「プライベートの小沢さんはどのような方ですか?」と問われた青柳さんは、「普段もあまり変わらないですが、スイッチが入ったときの集中力は本当にすごい。この映画でも長い法廷シーンがありましたが、その迫力に圧倒されました」と語り、俳優としての小沢の存在感を称えていた。
『法廷の死神』作品情報
公開日 | 2025年8月15日 |
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キャスト | 監督:鳴瀬聖人 出演:小沢仁志 青柳翔 辻凪子 文音 崔哲浩 浅見小四郎 堀田眞三 藤重政孝 森羅万象 小笠原健 山口智恵 枝元萌 山口祥行 本宮泰風 |
配給 | ライツキューブ |
制作国 | 日本(2025) |
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