『天文館探偵物語』西岡德馬ら登壇トークイベント
トークイベント
場所:kino cinema新宿
登壇:肥後遼太郎、西岡德馬、SHIGETORA、諸江亮監督、嶋田豪プロデューサー
映画上映後、ステージに登壇者たちが登場すると会場からは大きな拍手が。
西岡「舞台挨拶が楽しみで、間違えて昨日も来てしまいました……これは本当の話です。日曜日の夜にありがとうございます」と笑顔で挨拶。
主人公の相棒・山下健斗を演じた肥後が「今日はありがとうございます。鹿児島の先行から合わせたら2カ月間もたっているのに、こんなにたくさんの方に見に来ていただけて、本当に光栄です」と続けると、

大物政治家の秘書・大森渉を演じたSHIGETORAも「劇場まで足を運んでくださり、本当にありがとうございます。今日は緊張していますが、よろしくお願いいたします」とあいさつ。

会場は大いに盛り上がった。
公開8週目を迎え、好調を維持している本作。観客の熱い支持により、追加トークイベントを行えるほどの盛況を誇ることに「こんなに長くやるとは思わなかった」と感心した様子の西岡。「こんなに長くやるんだったら、もうちょっと出番を作ってもらえばよかったな。本当はもうちょっと(撮影したカットが)あるんだけど、カットしちゃったんでしょう?」とおどけてみせて会場は大笑い。「全部使っていますよ」と返す諸江監督に、「そうなの? もしかしてパート2とかあればね」と語った西岡の言葉にドッと沸いた会場内。
「実は昨日ちょっと話したんですけど、僕の頭の中には構想はできているんです。もうちょっと国家的な話にしていこうかと。鹿児島だけじゃなくて、どんどん中央が巻き込まれていったら面白いだろうなと思って。もしかすると『ミッション:インポッシブル』みたいにね」と構想をふくらませる西岡に、嶋田プロデューサーも「予算が……」とタジタジになりながらも「頑張ります」と意気込んでみせた。
一方の肥後も「本当に長いこと上映していただいて。僕はこれで舞台あいさつに登壇させていただくのが10何回目かになるんですけど、本当にたくさんの方に来ていただきました。SNSを見ていても、たくさんの皆さまの愛が詰まって、僕たちに届いているなと思っています。本当にうれしいです」と感慨深い様子をみせた。
そして諸江監督も「僕も時間がある時は劇場に足を運んで、皆さまと一緒に見たりお話ししたりしていたんですけど、本当にここまで続いてくることに感謝です。お客さまあってのことなので、本当に感謝しています」と感慨深い様子だった。嶋田プロデューサーも「うれしいですよね。本当に。僕らは本当に作ったものをどこまで届けられるか。できる限りのことをやってきたつもりなので、本当に良かった」としみじみと語った。
その後は質疑応答のコーナーに。本作のモチーフとなった「再開発」について、「皆さん、政治家よりもいいことをおっしゃってくれそうなので、地方の町おこしや再開発について、エンタメ的な視点でもいいので、何かアイデアがあれば?」という質問が。
それには劇中で、天文館の再開発を進めようとする板倉議員をやった西岡が、「みんな東京に来すぎなんだよね。それは政治的な問題があるんだろうけれども。僕は地方が大好きなので、いろんなところでシャッターが下りているのが残念だなと思っていて。だから今度の選挙でもうちょっと良くなってくれるといいなと僕は思うんです」と切り出すと、「そういった意味で、政治ももうちょっと地方に力を入れてくれれば、帰る人も多々いると思うんですよ。この一極集中型を是正するような方針を国にとってもらいたい。新幹線も鹿児島まで行くようになって、北海道もこれから札幌まで行くだろうし。交通の便も良くなれば、どんどん地方がいいなと帰る人も出てくると思う」とコメント。
さらに横浜生まれということで、「僕は方言が大好きなので。故郷に帰ると方言がしゃべれる人がうらやましかった。でも芝居でいろんなところの方言をやることができていますからね。だから地方が元気になるといいですね」と地方都市への思いをせつせつと語った。
さらに「お互いの第一印象は?」という質問も投げられ、まずはSHIGETORAが「徳馬さんは事務所の先輩なんですが、ホームページの写真しか見たことなくて。『SHOGUN 将軍』など強めのキャラクターが多いので、怖い人が笑顔で写真を撮ってるなと思っていたんですが、実際に会ってみたら、すごく愛嬌(あいきょう)があるというか、めちゃめちゃ優しい先輩で。お芝居できてよかったと思います」。さらに肥後とはLINEでやり取りをする間柄だとのことで、「何話してるのか、よくわからないんですけど、ちょこちょこ連絡取り合ってて。でもすごい真面目だよね。すごいすてきだと思います」とコメント。
一方の肥後は「徳馬さんとお会いする前の週ぐらいにちょうど『SHOGUN 将軍』を見ていて。今までたくさんテレビで見てきた方だったので、その方とお芝居できるのも現実感がなくて。でもこうやって現場で初めて接させていただいた時は、本当に気さくに色々お芝居のこととか聞かせていただいて、本当にお優しい方だなと思いました」としみじみ。そしてSHIGETORAについては、「最初にお会いした時は、パッと見、髪も長くて。チャラチャラした子なのかなと思ったんですよ。そしたらすごい真面目で、良い人で。自分でも映像を撮って編集をしたりして。ものをつくるのがすごく好きな子なんだなと思いました」と語る。
最後に
ふたりを見守っていた西岡は「おふたりともかわいいですよ」と笑いながら付け加えた。
そんなイベントもいよいよ終盤。最後のコメントを求められた肥後は「この映画が、鹿児島の先行から合わせて2カ月ロングランさせていただいているのは、本当にお越しいただいた皆さまのおかげです。見ていただいたらわかると思いますが、ローカルな感じで。映像もノスタルジックな感じで、こんな映画は今、あまりないかな、というのが自分の肌感覚としてあって。そんな映画がこうやって長く続けていただけて、本当にうれしく思っております。これからも皆さまがたくさん見ていただければ、ちょっとずつ伸びていくかと思いますので、何とぞよろしくお願いします」とあいさつ。
さらにSHIGETORAが「この映画、ほっこりする映画ですので、引き続きよろしくお願いします」と続けると、西岡も「この映画、ほっこりする映画ですから」と続けて会場は大笑い。そしてあらためて「せっかく撮ったんですから。どれだけ記録ができるか。行けるところまで走り続けていただきたいと思います。本当に寺西のいいところばっかり出てるような映画だと思います。この映画を撮ったのは一昨年だったんですけど、あれからトントントンときて。でも彼自身は全然変わってない。最初からこういう男だったんだなと思えて。いいところがっぱい出て良かったなと思ってます」と会場に語りかけると、「できるだけ多くの方に見ていただきたいという風に思っております。もしシーズン2があるようでしたら、お声がけしていただけたら何かやりたいと思います」とあらためて続編に意欲をみせて、イベントを締めくくった。
物語
夏の「祇園祭(おぎおんさぁ)」の熱気に包まれる中、バーで働きながら密かに探偵業も営む・宇佐美蓮(寺西拓人)は相棒の山下健斗(肥後遼太郎)と共に、タモ網片手に脱走したペットの亀を探していると、DV夫から逃げてきたと言うシングルマザー・凪(大原優乃)と出会う。蓮と健斗は、凪の働き口と凪の息子を預けられる託児所を紹介するが、安心したのもつかの間、凪の息子の誘拐事件が起きる。凪は息子が地方創生担当大臣・板倉雄馬(西岡德馬)の息子・靖幸(室龍太)と凪の間に生まれた子だと明かす。一方、板倉雄馬は天文館の再開発を強引に進め、街の人たちの居場所だけでなく思い出さえ奪おうとしていた。蓮たちは凪親子と天文館を守るため立ち上がる。
主演:寺西拓人
出演:大原優乃 肥後遼太郎/室 龍太 高田 翔 原 嘉孝(友情出演)/SHIGETORA 西田聖志郎 新名真郎/西岡德馬
監督・脚本: 諸江 亮 企画・原案・プロデュース:嶋田 豪 音楽:朝倉紀行
主題歌:C&K「相思相愛 with SOIL&”PIMP”SESSIONS」(ユニバーサル ミュージック)
挿入歌:宮崎奈穂子「Love Forever」(作詞・作曲:犬飼伸二)
エグゼクティブプロデューサー:肥後潮一郎 新名真郎/プロデューサー:星野晴美 西田建一/アソシエイトプロデューサー:麻生直希/協力プロデューサー:松平義之 羽子田幸一 加藤 衛
製作支援:かごしまフィルムオフィス





