このたび解禁された本予告では、7歳の少女が無垢な友達に対して繰り返す、目を覆いたくなるような危険行為から幕を開ける。彼女は、黒く塗り潰されたような目でカメラを見つめ、「ママも、私が怖い?」と笑みを浮かべながら問いかける。
その一言が、すべての悪夢の始まりを告げる。制御不能な暴力性を持つ娘を必死に抑え込もうとする母親の絶望と恐怖。そして20年後、過去に闇を抱えた二人の周囲で起こる不可解な出来事が、生活を崩壊へと導いていく。火傷でただれた手、何者かに首を絞められる男、プールに沈む子どもの小さな体、血まみれのまま微笑む女、業火に包まれ暴れ狂う者――。次々に現れるショッキングなイメージの連続は、理性の境界を容赦なく踏み越えていく。過去と現在、そしてまだ見ぬ未来が錯綜する中で、あぶり出されていく「生まれながらの怪物」とは?登場人物たちがそれぞれに抱えた狂気が静かに互いを侵蝕していく中で、観る者は最後まで“正気”を保っていられるのか…観る側の精神の限界も試される映像となっている。
ポスタービジュアルでは、黒を基調とした闇の中にクォン・ユリ、クァク・ソニョン、イ・ソル、キ・ソユら主要キャストの姿が静かに浮かび上がる。その下には、不穏な空気をまとったモノクロの花のイラストが添えられ、「正気を保てるか」という挑発的なコピーと共に、タイトル『侵蝕』の文字が大きく刻まれている。
過去と20年後の関係性が明かされるとき、物語は予想外の結末を見せる映画『侵蝕』は9月5日(金)より、新宿ピカデリーほか全国公開。
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『侵蝕』ストーリー
ヨンウンは水泳インストラクターとして静かな生活を送っていたが、その日常は7歳の娘ソヒョンの奇妙な行動によって次第に崩れ始める。彼女の小さな手が巻き起こす恐怖は日に日に増してゆき、母娘の関係は闇に包まれていく。そして、20年後──。特殊清掃の仕事に携わるミンと、新たな同僚となったヘヨン。それぞれ生い立ちに暗い過去を抱える2人は共に暮らし始める。しかし、周囲で次々と起こる不可解な出来事をきっかけに、2人の生活に不気味な影が忍び寄る…。過去と現在、2つの物語が交錯したとき、逃れられない狂気が姿を現す。
9月5日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督/脚本:キム・ヨジョン、イ・ジョンチャン
出演:クォン・ユリ(少女時代) 「仮釈放審査官 イ・ハンシン」、クァク・ソニョン「ムービング」、イ・ソル「D.P. -脱走兵追跡官-」、キ・ソユ「私たちのブルース」
2025年/韓国/韓国語/112分/カラー/2.39:1/5.1ch/原題:침범/英題:SOMEBODY/字幕翻訳: 平川こずえ/G 配給:シンカ
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