映画

『五十年目の俺たちの旅』予告映像&場面カット解禁

中村雅俊が主演と映画初監督を務める『五十年目の俺たちの旅』(2026年1月9日公開)より、名曲主題歌が彩る予告映像、場面写真が解禁された。

本作は、中村雅俊演じるカースケ(津村浩介)、秋野太作演じるグズ六(熊沢伸六)、田中健演じるオメダ(中谷隆夫)の青春群像劇を描いたドラマ『俺たちの旅』(日本テレビ系)が今年で放送開始50年を迎えるにあたり、彼らの「今」を描く最新作。

企画・脚本はドラマシリーズからメインライターを務める鎌田敏夫。本作で初のメガホンを取るのは主演の中村雅俊。これまでメインディレクターを務めてきた故・斎藤光生監督の演出を一番身近で見てきた中村監督が『旅』のテイストを銀幕に移し替えている。ドラマシリーズからの映像もふんだんに使い、彼らの人生をたっぷりと振り返ることができる。

津村浩介“カースケ”(中村)と、大学時代の同級生の神崎隆夫“オメダ”(田中)、カースケの小学校の先輩である熊沢伸六“グズ六”(秋野)の3人は70代になり、付き合いはすでに50年を過ぎている。カースケは現在、従業員10人ほどの小さな町工場を経営し、オメダは現在も鳥取県の米子市長を務め、グズ六は妻のおかげで介護施設の理事長の座に収まり、それぞれ平穏な日々を過ごしていた。

そんなある日、カースケの工場にオメダがやってくる。カースケは、米子市長を務めるオメダを誇らしい気持ちで従業員に紹介するが、オメダは思いつめた様子ですぐにその場を後にしてしまう。また別の日、カースケの工場で製作中だったポットが大量に割られる事件が起きる。その中に懐かしい砂時計を発見したカースケ。その砂時計はかつての恋人・洋子と行った思い出の地、鳥取砂丘で買ったものだった。20年前に病死した洋子を懐かしむカースケだが、グズ六から「洋子が生きてる!」と驚きの情報を耳にし…。

予告映像は、「生きていくって楽しいものなんだよ。そう思わないか?」というカースケ(津村浩介)のセリフから始まる。そして、カースケ、グズ六(熊沢伸六)、オメダ(中谷隆夫)の3人が人生の終盤に差し掛かり、これまで、そしてこれからの生き方にまっすぐに向き合い、それぞれの立場や境遇を飛び越え、ともにその答えを探し求めていく姿が、過去のドラマシリーズの映像もまじえて50年の歴史とともに描かれている。

全力で青春を駆け抜けてきた3人が70代になってもなお、あの頃と同じ坂道で座って並ぶ姿や、若かりし頃の3人のエネルギーあふれる映像に加え、主題歌としておなじみの名曲「俺たちの旅」、「ただお前がいい」が映像を彩り、「俺たちの旅」シリーズファンにとっては懐かしさが押し寄せてくる。70代を迎えた彼らが、人生の最後に本当にやりたいことは何なのか。

さらに、ナレーションを中村雅俊が担当。「これは、俺たちが歩んできた五十年間の物語」と、半世紀をかけて演じてきたカースケたちの人生への想いを込めた言葉で締めくくられている。

場面写真は、70代になった3人の円熟味あふれる姿や、カースケがクズ六やオメダ、オメダの妹の真弓と本気で向き合う変わらない姿が切り取られている。

映画『五十年目の俺たちの旅』は、2026年1月9日より全国公開。

映画『五十年目の俺たちの旅』本予告
error: Content is protected !!