「第49回 日本アカデミー賞」授賞式
日本映画界最高峰となる映画賞「第49回 日本アカデミー賞」授賞式が開催され、2025年を象徴する映画『国宝』の吉沢 亮さんや横浜流星さんが壇上に登場すると、会場のボルテージも一機に上がり、黄色い歓声に包まれました。話題作に出演された豪華俳優陣のレッドカーペットでの華やかな衣装はもちろん、新人俳優賞に輝いたフレッシュな顔ぶれに、最優秀主演&助演男優・女優賞の栄光をつかんだ皆さんを速報でリポートします。
『国宝』の吉沢 亮さん&横浜流星さんに、松村北斗さんら豪華俳優陣が続々登場!速報「第49回 日本アカデミー賞 授賞式」
2025年に公開された映画の中から全国4,000人の協会員の投票によって選出される、年に一度の日本映画界最高峰の祭典「第49回 日本アカデミー賞 授賞式」が今年も開催され、会場となった東京・高輪の会場には、今をときめく豪華俳優陣が集結しました。
2025年はなんといっても、映画『国宝』が邦画実写史上歴代No.1興行収入200億円を突破するなど(記録更新中)、いつにも増して映画界が盛り上がりをみせた一年となりました。
映画『国宝』の主題歌『Luminance』(原摩利彦feat.井口理)が第49回日本アカデミー賞主題歌賞を受賞 (C)日本アカデミー賞協会
(C)日本アカデミー賞協会その『国宝』は今回、最多となる12部門16賞と新人賞を受賞。さらに、昨年から新たに設けられた主題歌賞も、原 摩利彦 feat. 井口 理さん(King Gnu)の『Luminance』が受賞。今回の最優秀争いの台風の目となりました。

映画『国宝』の主題歌『Luminance』(原摩利彦feat.井口理)が第49回日本アカデミー賞主題歌賞を受賞 (C)日本アカデミー賞協会
映画『国宝』の主題歌『Luminance』(原摩利彦feat.井口理)が第49回日本アカデミー賞主題歌賞を受賞 (C)日本アカデミー賞協会若手俳優最高の栄誉となる新人俳優賞の栄冠に輝いたフレッシュな顔ぶれをはじめ、最優秀主演&助演男優・女優賞の栄光をつかんだ皆さんを速報でリポートします。
【新人俳優賞】『爆弾』の坂東龍汰さんをはじめ、『8番出口』での怪演が話題の河内大和さん、来年のNHK朝ドラのヒロインに抜擢された注目の森田望智さんなど7名が受賞
左から/河内大和さん、白山乃愛さん、中島瑠菜さん(C)日本アカデミー賞協会
左から/河内大和さん、白山乃愛さん、中島瑠菜さん(C)日本アカデミー賞協会“一生に一度しか経験できない賞” となる新人俳優賞を今回、受賞されたのは7人。『8番出口』での怪演が話題の河内大和さんをはじめ(きょうは『8番出口』にちなんで8本の三つ編み姿で登場)、ヒット作『爆弾』で巡査長を演じた坂東龍汰さん、さらに来年のNHK朝ドラのヒロインに抜擢された注目女優・森田望智さんは『ナイトフラワー』で格闘家を熱演。優秀助演女優賞とのダブル受賞となりました。森田さんはセンタースリットが美しい黒ドレスで登場。そのセンシュアルな姿で場内を魅了しました。
左から/松谷鷹也さん、見上 愛さん、森田望智さん(坂東龍汰さんは舞台出演のためのちほど登場)(C)日本アカデミー賞協会
左から/松谷鷹也さん、見上 愛さん、森田望智さん(坂東龍汰さんは舞台出演のためのちほど登場)(C)日本アカデミー賞協会そして話題作『国宝』からは、主人公・喜久雄の子を密かに産み、日陰を生きる愛人の複雑な心情を繊細に表現した見上 愛さんが受賞されました。見上さんは「ディオール」2026年秋ウィメンズコレクションから、フラワープリントが麗しいドレスで登場され、場を一層華やかに演出しました。
(C)日本アカデミー賞協会【優秀助演男優賞】オールナイトニッポンのリスナーが選ぶ話題賞を受賞した『ファーストキス 1ST KISS』から俳優部門にも輝いた松村北斗さんに、『国宝』から3人が受賞
左から/佐藤二朗さん、田中 泯さん、松村北斗さん、横浜流星さん、渡辺 謙さん(C)日本アカデミー賞協会優秀助演男優賞には、昨年に引き続き2年連続での受賞となった『爆弾』の佐藤二朗さん、そしてニッポン放送「オールナイトニッポン」のリスナーが選ぶ話題賞、作品部門を受賞した『ファーストキス 1ST KISS』から、同じく俳優部門にも輝いた松村北斗さんと、『国宝』からは3人が受賞となりました。
佐藤二朗さんのジャケットに輝くのは、「TASAKI」のアイコンジュエリー『バランス』コレクションのブローチ。その存在感に一瞬で惹きつけられます。
左から/佐藤二朗さん、田中 泯さん、松村北斗さん、横浜流星さん、渡辺 謙さん(C)日本アカデミー賞協会歌舞伎界の頂点に登りつめた人間国宝を見事に演じ切った田中 泯さんをはじめ、将来を約束された歌舞伎界の御曹司として、血筋と才能の狭間でもがく人生を演じあげた横浜流星さん、そしてその父親役の渡辺 謙さんが受賞されました。
【優秀助演女優賞】こちらも『国宝』から3人が受賞、森田望智さんは新人賞とのダブル受賞に
左から/蒼井 優さん、高畑充希さん、寺島しのぶさん、森 七菜さん、森田望智さん(C)日本アカデミー賞協会優秀助演女優賞も『国宝』から3人が受賞。主人公・喜久雄の幼なじみを演じた高畑充希さんをはじめ、人気歌舞伎役者・花井半二郎の妻で、我が子の成長を願う母を演じた寺島しのぶさん、さらに喜久雄に恋心を寄せる大物歌舞伎役者の娘を体当たりで演じた森 七菜さんがそろいます。今回、優秀助演男優賞&女優賞10名中、なんと6名が『国宝』キャストから選出されるという快挙を成し遂げました。
『国宝』キャストの3人が着物姿で登壇されると、その優雅な姿に一瞬で映画の世界観がよみがえりそうに。高畑さんの耳元を、パールが3つずつ並んだフォルムが愛らしいTASAKIの『バランス ビルド イヤリング』が華麗に彩ります。和装でも洋装でも、『バランス』コレクションのモダンなデザインは装いを一気にランクアップさせてくれます。
左から/蒼井 優さん、高畑充希さん、寺島しのぶさん、森 七菜さん、森田望智さん(C)日本アカデミー賞協会また『ナイトフラワー』でで新人賞とのダブル受賞となった森田望智さんは、格闘家を演じるための役づくりで、半年にわたって筋トレと格闘技の練習を週5日続け、見事に演じ切りました。さらに、『TOKYOタクシー』で主人公の若き日を演じた蒼井 優さんも受賞されました。
【優秀主演男優賞】話題作から吉沢 亮さん、妻夫木 聡さん、さらに松村北斗さんは3冠達成!そして悲願が叶い山田裕貴さんが初受賞
左から/妻夫木 聡さん、長塚京三さん、松村北斗さん、山田裕貴さん、吉沢 亮さん(C)日本アカデミー賞協会こちらも『国宝』の吉沢 亮さんをはじめ、アカデミー賞を前に『宝島』で第68回ブルーリボン賞 主演男優賞を受賞された妻夫木 聡さんが9回目の受賞となりました。『ファーストキス 1ST KISS』で話題賞、優秀助演男優賞受賞に引き続き、『秒速5センチメートル』で主演男優賞にも輝いた松村北斗さんは見事、3冠のトリプル受賞に!(トリプル受賞は岡田准一さん以来)。
(C)日本アカデミー賞協会
(C)日本アカデミー賞協会
(C)日本アカデミー賞協会また、第37回東京国際映画祭(2024年)で見事、「東京グランプリ/東京都知事賞」を受賞したモノクロ作品『敵』で主演を務めたベテラン俳優の長塚京三さんも28年ぶりにアカデミー賞受賞となりました。
さらに、昨年の日本アカデミー賞で話題賞を受賞された山田裕貴さんは、「新人賞から助演男優賞、主演男優賞もいつか獲れるような、話題だけで終わらず、長く続く話題を残せるような俳優になりたい」との目標を語られていた通り、見事、話題作『爆弾』で念願の初受賞となりました。
【優秀主演女優賞】誰が受賞してもおかしくない!経験豊富なベテランから、新境地を開いた実力派までの5人が受賞
左から/北川景子さん、長澤まさみさん、倍賞千恵子さん、広瀬すずさん、松 たか子さん(C)日本アカデミー賞協会優秀主演女優賞には、日本映画界を彩ってきた5人のトップ女優がノミネート。『ナイトフラワー』で貧困に苦しみ、愛する子どものために悪に手を染めていく母親を熱演した北川景子さんに、事故で愛娘を亡くし精神を病み、人形を娘のようにかわいがる母親を迫真の演技で魅せた長澤まさみさんが『ドールハウス』で受賞。
さらに、94歳の名匠・山田洋次監督の『TOKYOタクシー』で、木村拓哉さん演じるタクシードライバーと出会い、心に秘めた過去を打ち明けるマダム役でスクリーンに人生の深みを刻んでみせた大女優・倍賞千恵子さんは、8回目の日本アカデミー賞受賞となりました。
(C)日本アカデミー賞協会
(C)日本アカデミー賞協会ヒットメーカー坂元裕二氏の脚本で、ユーモアある会話劇を織り交ぜた大人のラブストーリーを魅力いっぱいに演じ切った松 たか子さんと、ある秘密を抱えながら原爆投下後の長崎で懸命に生きる女性という難役に挑んだ、日本アカデミー賞常連となる広瀬すずさんは、過去作『海街diary』で長澤まさみさんも含めて姉妹という役柄を演じたこともあって、授賞式を前にお互いの健闘をたたえ合ったエピソードも公開。
黒のシフォンドレスで登壇された賠償さんの胸元には、ロングチェーンにさりげなく『バランス』のモチーフが輝く、モダンなステーションネックレス『バランス プラス ダイヤモンド パヴェ ネックレス』が。黒地にパールがさらに映えるワントーンコーデを披露されました。
(C)日本アカデミー賞協会最優秀助演男優賞は『爆弾』の佐藤二朗さんが初受賞
(C)日本アカデミー賞協会名前が呼ばれた瞬間、周囲のキャストが駆け寄り、喜びを分かち合うなか、驚きを隠せないまま登壇された佐藤さん。「泣くなー、これ」と涙をこらえながらブロンズを受け取り、スピーチが始まりました。
(C)日本アカデミー賞協会受賞の言葉「爆弾チームのみんな一人ひとりに、この場を与えてくれて感謝で。ちょっと個人的なことを言うと、ここ最近、日本映画をあまり見てなくて。その理由はとても恥ずかしいもので、僕が嫉妬を感じるからです。悔しいと思うから。でも去年、初めて日本アカデミーに出席してから、綾野(剛)が、安藤サクラが、石原さとみが、満島ひかりが、山田孝之が、みんな日本映画を応援してるなって思ったんです。
役所広司さんは去年、新人賞をとった皆さんに “大丈夫、みんなあなたたちの味方です” って言ったんです。(それを聞いて)その場にいるのが恥ずかしくなって、なんてケツの小さい男なんだって思って。それから今日まで一年、毎日のようにたくさんの日本映画を観ました。偉大な先輩の昭和映画や最近の日本映画、たくさん観ました。なんて闘う価値がある場所なんだろうと心から思いました。素晴らしい日本映画が山ほどあった。だから今、ここに立ててですね、今宵はいい夜です。爆弾チームのみんな、日本映画に携わる、日本映画を愛して観てくれるすべての皆さんに、愛してるぜ!いい夜だ、ありがとう」
最優秀助演女優賞は『ナイトフラワー』の森田望智さんが日本アカデミー賞初受賞で見事、栄冠に輝く
(C)日本アカデミー賞協会名前を呼ばれた瞬間から、ずっとびっくりした表情のまま登壇され、ブロンズを受け取られた森田さん。「ありがとうございます、信じられない気持ちで…」とスピーチがはじまりました。
受賞の言葉「個人的な話しになってしまうのですが、大学生の頃に本当にオーディションに受からず、仕事がなく、みんな就職活動していくなかで私もそろそろお芝居をやめたほうがいいのかなって思ってて。ちょうどその年の日本アカデミー賞で、蒼井 優さんが『彼女がその名を知らない鳥たち』という作品で最優秀主演女優賞を受賞されて。壇上で “映画って本当にいいもので、素敵なものだから、ぜひ映画館に来てください” っていうのを画面越しに見ていて。絶対に行きたいな、もうちょっと頑張ってみようかなと、背中を押された一人でした。
なので、さっき隣に蒼井さんがいたのも信じられない気持ちですし、諦めないでくれてありがとうと、あの時の自分に言ってあげたいです。そして、どこかテレビ越しで、お芝居にめげそうになっている方がもしいたら、少し背中を押してあげられるような、そんな日になっていたらいいなと思います」
最優秀主演男優賞は『国宝』の吉沢 亮さんが受賞
(C)日本アカデミー賞協会名前が呼ばれ、ステージに登壇されると、プレゼンターを務められた横浜流星さんとがっちり抱き合い、お互いの健闘を称え合うシーンは多くの皆さんに感動を与えました。受賞スピーチは清々しい表情で率直な気持ちがつづられました。
(C)日本アカデミー賞協会受賞の言葉「ありがとうございます。非常に嬉しく思っております。僕の名前を呼んでくれて、このトロフィーを渡してくれた横浜流星に、大変な稽古期間を乗り越え、彼がいなかったら僕自身も喜久雄になれなかったと思うし、この場に立つこともできなかったと思います。この映画にとっても、僕自身にとっても、本当に偉大な存在でした。ありがとうございます。
そして監督をはじめ、キャストの皆さま、スタッフの皆さまに支えていただいたおかげで撮影も無事に終わり、今こうして素晴らしい景色をたくさん見させていただいております。15歳で今の事務所に入りまして、今年で17年くらいやってきて、まだまだなんですけど、今までお芝居って楽しいなって思いだけでなんとなく役者を続けてきました。今回、その芸の道を生きる人間のこと、その道の険しさみたいなものを改めて痛感して、その先にある本当の喜びのようなものに少し触れられたような気がして、改めてこの道に生きる自分を見つめ直す機会となりました。これからも映画を愛する皆さまに楽しんでいただけるような作品に参加できるよう、僕自身も精進して参りますので、今後ともよろしくお願いします」
最優秀主演女優賞は『TOKYO タクシー』の倍賞千恵子さんが自身2度目の受賞に
(C)日本アカデミー賞協会
(C)日本アカデミー賞協会隣の席に座る蒼井 優さんにも最優秀受賞を告げられて、口に手をあてて驚く表情が印象的だった賠償さん。蒼井さんとハイタッチされてステージへ登壇されると、プレゼンターの河合優実さんに「ハグしよう」と歩み寄り、ブロンズを受け取りました。スピーチでは、一言ひとことかみしめるように言葉を紡ぎ出す賠償さんの姿に、胸が熱くなりました。
(C)日本アカデミー賞協会受賞の言葉「どうしましょう、震えてます。戦後80年、81年にかけてこの『TOKYO タクシー』に出演させていただけたこと、とても感謝しています。第1回の日本アカデミー賞が『男はつらいよシリーズ/幸福の黄色いハンカチ』だったんですけど、それから随分、私は長いことこの仕事をしてきたなってつくづく思いました。日本一美しい富士山よりも素晴らしいスタッフと一緒に『TOKYO タクシー』という映画を作り上げられたと思っております。本当にスタッフの皆さんのおかげです。ありがとう。これからも精進して参ります。
ここに山田さん(山田洋次監督)と相方の木村拓哉さんがいないのが、なんとも寂しいんですけど。木村くんとはタクシーの中でのシーンが多くて、バックミラーに彼が映ると、なんて大きな目なんだろうって、随分、力をいただきました。木村くん、どこかで聞いてたら、ありがとうございました」





