俳優の米倉涼子さんが、8月に上演される谷桃子バレエ団の新制作公演「CINDERELLA(シンデレラ)」に出演することが、6月18日に発表された。5歳から15年間にわたりクラシックバレエに打ち込んできた米倉さんにとって、バレエ経験を生かして舞台に立つのは約30年ぶりとなる。

同日、東京都内で行われた記者会見に出席した米倉さんは、「このような機会をいただけるとは思っていませんでした。共演者の皆さんの力になれるよう、自分らしく役を務めたい」と抱負を語った。また、出演を決断するまでに3週間ほど悩んだことを明かし、「覚悟を決めて挑戦しようと考えました」と心境を語った。

これまで米倉さんは、CHICAGOへの出演など、国内外で幅広く活躍してきたが、バレエからは長く離れていた。「子どもの頃は続けていましたが、20歳を過ぎてモデルの仕事を始めてからは距離ができ、途中で断念した側の人間です」と自身を振り返った。

今回の出演依頼については、「正直なところ、とても不思議な気持ちでした」と心境を吐露。プロのバレエ団による新作公演に、バレエダンサーではない自分が参加することに戸惑いを感じたといい、「すぐに喜んで引き受けられる話ではなく、不安や疑問の方が大きかった」と明かした。

さらに、「バレエを辞めたことを後悔したことはありませんでしたが、とても難しい世界なので簡単には決断できませんでした。自分にその役を務める力があるのか、年齢的な面も含めて不安がありました」と語り、出演を決めるまでに時間を要した理由を説明した。

米倉さんはかつて谷桃子バレエ団の高等科に在籍し、創設者の谷桃子さんから直接指導を受けた経験を持つ。また、現在芸術監督を務める高部尚子さんとは、1994年の舞台「リゼット」で共演している。今回の会見には高部芸術監督も同席し、公演への期待を語った。

今回の会見は、「谷桃子バレエ団新制作公演『CINDERELLA(シンデレラ)』 米倉涼子 バレエ出演決定報告会」として東京都内で開催された。

公演は8月9日から11日まで、東京都渋谷区の新国立劇場オペラパレスで、谷桃子バレエ団本公演『シンデレラ』全幕として上演される予定。米倉さんが演じるマザーバタフライ(大蝶々)役は、同バレエ団の永橋あゆみさんとのダブルキャストで披露される。

チケットの一般販売は7月2日に開始されるほか、先行販売は6月22日から受け付ける。