第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出され、世界の脚光を浴びた映画『ルノワール』が絶賛公開中です。
本作は、長編初監督作品『PLAN 75』(22)が第75回カンヌ国際映画祭でカメラドール特別賞に輝き、同年のアカデミー賞®日本代表として選出、更に世界各国の映画祭で監督賞にノミネートされるなど、恐るべき評価を集めた早川千絵監督待望の最新作。主演の鈴木唯は、本年度カンヌ国際映画祭が選ぶ「注目すべき10人の才能」に選出され、その類まれな存在感と演技力が世界中で注目の的となっている。また、本作はすでに世界41か国以上で上映が予定されており、各国の映画祭にも今後出品が続く予定です。
この度、早川千絵監督がディレクションしたスペシャルMVが解禁となりました。
『ルノワール』のエンディング曲として起用されているのはUK発のオルタナティブ・ポップデュオ「HONNE(読み:ホンネ)」の「LIFE__you only get one」。韓国発のスーパーグループ・BTSのリーダーRMと互いにファンであることを公言し、コラボ楽曲もリリースしていることでも知られる彼らの楽曲を全編に使用し、11歳の主人公・フキが劇中でみせる様々な表情を切り取ったエモーショナルな映像に仕上がっています。
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HONNEというユニット名は日本語の「本音」という言葉の意味に感銘を受けたことから来ており、日本に関する歌詞がしばしば登場するなど日本との縁が強いふたり。今回エンディング曲に抜擢された楽曲は、2024年に発売したアルバム「OUCH/アウチ」に収録されているが、このアルバム全体の明るく朗らかな曲調は、彼らが実生活で経験した結婚や子育てといったライフステージの変化が色濃く影響しているという。
早川監督は、「編集が終わりに近づき、この映画の全体像がようやくつかめてきた頃にこの曲と出会いました。この映画のために作られた曲なのでは⁉と錯覚してしまうような歌詞とメロディ。どうしてもこの曲をエンディングに流したいという希望が奇跡的に実現しました。この曲と共に、『ルノワール』という映画がいつまでも観た人の心に残ってほしい、そんな願いが込められています」と起用の背景を明かす。
実は、映画の最後に楽曲とともにスクリーンに記される歌詞の字幕は、早川監督自身が翻訳をしたものだ。それほど監督の思い入れが深いこのエンディング曲を、映画の余韻に浸りながら最後まで劇場で堪能してほしい。
◎『ルノワール』エンディング曲 HONNE楽曲情報
アーティスト:HONNE
楽曲名:「LIFE__you only get one」
※表記についてのご注意:タイトル間の“__”は半角でアンダーバー2回が正式な表記となります
収録アルバム:HONNE『OUCH』NOW ON SALE
レーベル:ワーナーミュージック・ジャパン
CD:WPCR-18676 ¥3,300(税込)
視聴・購入:https://japan.lnk.to/OUCH
◎アルバムジャケット、アーティスト近影
https://happinet.box.com/s/3gpb92huddtsp62aak5rqa632wn1w5tq
◎HONNE プロフィール
アンディ・クラッターバック(Andy Clutterbuck)とジェームス・ハッチャー(James Hatcher)の2人からなるHONNE(ホンネ)は、イギリス・ロンドンを拠点に活動するエレクトロ・ソウル・デュオ。2016年のデビュー・アルバム『Warm On A Cold Night』が高い評価を受け、そのエモーショナルで洗練されたサウンドで広く支持を受けている。
2018年の『Love Me / Love Me Not』、2021年の『Let’s Just Say the World Ended a Week from Now, What Would You Do?』とリリースを重ねグローバルな人気を獲得。最新アルバム『OUCH』(2024年)では、エレクトロ・ソウルにダイナミックなリズムと感情豊かなサウンドが話題に。
2025年3月には『OUCH』を引っ提げてジャパンツアーを敢行。日本語の「本音(ほんね)と建前(たてまえ)」にインスピレーションを受け自らのバンド名とレーベル名を名付けたという彼ら。更なる進化を遂げたHONNE(ホンネ)の音楽が日本でも大きな反響を呼ぶことが期待されている。
不完全な大人たちの孤独や痛みに触れる、11歳のひと夏。 うれしい、楽しい、寂しい、怖い…そして“哀しい”を知り、少女は大人になる。 ![]() 物語 1980 年代後半のある夏。11 歳のフキは、両親と3人で郊外の家に暮らしている。ときには大人たちを戸惑わせるほどの豊かな感受性をもつ彼女は、得意の想像力を膨らませながら、自由気ままに過ごしていた。ときどき垣間見る大人の世界は、複雑な感情が絡み合い、どこか滑稽で刺激的。闘病中の父と、仕事に追われる母の間にはいつしか大きな溝が生まれていき、フキの日常も否応なしに揺らいでいく――。 ![]() |