映画

「満天の星の下で」公開初日舞台挨拶

初日舞台挨拶
日時:2025年6月20日(金)
場所:ヒューマントラストシネマ渋谷
登壇:傳谷英里香、俵山峻、瀬戸利樹、日向寺雅人監督

フラッシュモブをきっかけに、2人の関係が思わぬ方向へと動き出す。奇想天外なストーリーで子供から大人まで笑って楽しめるフラッシュモブコメディ映画『満天の星の下で』が6月20日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開となりました。

6月20日、映画『満天の星の下で』がついに全国公開を迎え、同日にはヒューマントラストシネマ渋谷にて初日舞台挨拶が行われた。舞台には主演の傳谷英里香、俵山峻、瀬戸利樹、そして日向寺雅人監督が登壇し、観客に向けて撮影の裏話や作品への想いを語った。

本作で、フラッシュモブを仕掛けられたことをきっかけに心を閉ざしてしまうヒロイン・佐々木愛美を演じた傳谷は、「やっと公開されるんだと実感が湧いてきました。ドキドキしますが、ぜひ笑って欲しいです」と笑顔を見せ、
満天の星の下で
「普段の私は人と会うと楽しくなってしまうのですが、愛美は日々のフラストレーションが溜まって疲弊している役だったので、自分との温度差を意識しながら演じました」と役作りについて語った。

愛美にフラッシュモブを仕掛ける恋人役を演じた俵山峻は、「自分の妻への愛を思い出しながら、傳谷さんのことをじーっと見て、”好き”という思いを抽出してフラッシュモブを踊った」と振り返った。普段お笑い芸人として活動している俵山は、「撮影の現場は舞台と違って、演じてもすぐに笑ってくれるお客様がいないので、手応えを感じられないまま撮影が進むんです。だから俳優の皆さんはすごいなと感じました。本当はもっと監督の笑い声が聞きたかった」と笑いまじりで本音を語った。

また、謎多き青年・陣内隼人を演じた瀬戸は、「とにかく”アンチフラッシュモブ”として演じました。自覚はないですが僕は常にMAXの演技をしていたようで、夜の公園のシーンでも声が響き渡っていたようです。通報されなくて本当によかった(笑)是非注目して観てみてください」と見どころを語った。

メガホンを取った日向寺監督は、「ここまでの道のりが本当に長くて、コメディ映画ですが、制作過程は正直笑えないことばかりでした。ですが、スタッフ、キャスト、クラウドファウンディングで支援をしてくださったみなさまのおかげで、無事初日を迎えることができました。本当にありがとございます。」と感謝を述べ、「フラッシュモブが失敗したとしたら、その後の人生はどうなってしまうんだろう?と考えたところからこの話を書き始めました」執筆の秘話を明かした。
満天の星の下で
見どころのひとつとして挙がったのが、愛美が砂をかけるシーン。日向寺監督は「どんな風に砂をかけてくれるのかなと思ったら、しっかりかけてくださり、機材が壊れそうになって、撮影部から僕がちょっとだけ怒られましたね(笑)芝居はバッチリでした」と振り返った。
また劇中のフラッシュモブダンスシーンでは、傳谷は「ラストにダンスシーンがあるんですが、本当に寒かった」と語り、俵山は「12月末の撮影で、寒さでみんなのテンションがおかしくなっていたので、芝居として踊るというよりも、暖をとるために踊りました」と笑いを誘った。

さらに舞台挨拶の終盤には、フジテレビ『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』2021年大会で優勝した俵山が、渾身の“細かすぎるモノマネ”を披露。独特のセンスに、観客からは笑いと拍手が巻き起こった。傳谷は「こんな人いますよね。正面から見たかった」と俵山のモノマネを大絶賛し、笑いと温かさに包まれた舞台挨拶は幕を閉じた。

イベントの締めくくりに、傳谷は「悩んだり、不安を抱えたり、いろんなことが日々あるかと思いますが、このスクリーンを見ている時間だけは、日常を抜け出して、笑って、肩の力を抜いていただけたらなと思います」とコメント。「ぜひ、SNSなどでみなさんの声を届けて欲しいです」と映画の繁栄を祈った。


「フラッシュモブが失敗したとき、その先にはどんな展開が待っているのか——」そんな思いつきから長編映画を撮ることを決めた日向寺監督による、完全オリジナル脚本の本作。劇中歌および主題歌には、どこか懐かしさを感じさせる名曲「ジンギスカン」を使用。一見フラッシュモブとは無関係に思えるこの楽曲が、意外性とテンポの良さで物語を彩り、印象的なシーンを作り上げている。
満天の星の下で

上演時間:88分
出演:傳谷英里香、俵山峻(スクールゾーン)、瀬戸利樹、アサヌマ理紗、財木琢磨
雪見みと、川久保拓司、鈴木智久、木村真梨子、コッセこういち/竹中直人
監督・脚本:日向寺雅人
主題歌:「ジンギスカン」(ワーナーチャペル)
2025 日本カラー|DCP|ステレオ|88分|G
企画・製作;私。組
制作プロダクション:私。組
配給:Atemo
©︎2025「満天の星の下で」製作委員会

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