2025年1月24日より新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺ほかにて全国順次公開される映画『蝶の渡り』の日本版予告とポスタービジュアルが公開された。
本作は、古びたアパートの半地下で、芸術家仲間と共同生活をする画家とその恋人を中心に、複雑な歴史のなかでも輝く人生の旅を希望とユーモアを交えて描く人間ドラマ。デビュー作『ロビンソナーダ 私の英国人の祖父』が第40回カンヌ国際映画祭カメラドール賞を受賞し、アカデミー賞国際長編賞ジョージア代表作にも数度選ばれたほか、カンヌ、ヴェネチア、ベルリンの世界三大映画祭はじめ、100以上もの国際映画祭で審査員を務めているナナ・ジョルジャゼが監督を務めた。
本作で描かれるのは、1991年にようやくソ連から独立を果たし、希望に満ちた“どんちゃん騒ぎ”に明け暮れた若者たちの27年後。古びたアパートの半地下で芸術家仲間と共同生活をする画家コスタとその恋人ニナたち。笑いあふれるドタバタ的展開を交えながらも、未来に行き詰まり、生き残るために“渡り”をする彼らの姿は、今もジョージア人の心に残る戦争の痛みやディアスポラ（民族離散）の悲しみをジョージア独特の“陽気な悲劇性”で表現したものである。
あわせて公開された日本版予告には、電気を止められそうになったり、誕生日パーティをしたりするなど半地下で暮らすコスタたちの生活が捉えられている。
『蝶の渡り』
2025年1月24日（金）新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
出演：ラティ・エラゼ、タマル・タバタゼ、ナティア・ニコライシヴィリ
監督：ナナ・ジョルジャゼ
配給：ムヴィオラ
2023年／ジョージア／89分／カラー／ジョージア語／英題：Forced Migration of Butterflies
©STUDIO-99
公式サイト：https://moviola.jp/butterfly
