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音楽ドキュメンタリー 映画『ボビー・チャールズ 極楽の歌』

ピーター・バラカンが上映作品を監修・選定し、日本劇場初上映作を含む音楽映画を上映する「Peter Barakan’s Music Film Festival 2024」で反響を呼んだ、映画『ボビー・チャールズ 極楽の歌』が2週間限定で上映される。この度、本作の予告映像と場面写真が公開された。

本作は、ザ・バンドやボブ・ディランなど多くのアーティストから愛されながらも、公の場に姿を現すことを嫌い、謎に包まれていた摩訶不思議な男、ボビー・チャールズのルーツを辿る音楽ドキュメンタリー。

ボビー・チャールズは、1950年代から名曲を作り続けたウッドストック音楽の伝説的存在で、多くのアーティストに影響を与えながらも、生涯引きこもり生活を続けたシャイな世捨て人。彼とその音楽に魅せられたディヴィッド・デュボス監督が9年の歳月をかけて本作の完成に漕ぎつけた。

この度公開された予告映像では、ボビーのルーツをたどる貴重な資料となる映像の数々や、ドクター・ジョンが「音楽には魂が必要だ。ボビーにもその魂があった」と語る姿や、ボビーが手掛けた R&B の名曲「Jealous Kind」をピアノで弾くアラン・トゥーサントといった、ニューオーリンズ音楽のレジェンドたちのインタビューの様子も捉えられている。

1976年、ザ・バンドの伝説的な解散コンサート「ラスト・ワルツ」という大舞台に参加するも、その記録映像にも一切姿を映さなかったボビー。シャイで謎に包まれていた男のルーツがいま紐解かれる。

▼ピーター・バラカン 推奨コメント
1972 年に知られざる傑作アルバムを作ったボビー・チャールズはルイジアナ州南⻄部の⽥舎で⽣まれ育ったソングライターでした。1950 年代にロックンロールの⼤ヒット曲「See You Later Alligator」の作者でもある彼は歌⼿としても素晴らしい才能を持っていたのに、極めてシャイな性格で脚光を避けていました。⽇本には意外に多い彼のファンの⼀⼈としてこのドキュメンタリーをぜひ多くの⾳楽ファンに⾒ていただきたいです。

映画『ボビー・チャールズ 極楽の歌』は、2024年12月13日(金)よりYEBIS GARDEN CINEMA にて2週間限定ロードショー。

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