公開までいよいよ1週間前に迫った、映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』。注目と盛り上がりが日々増していく中、この度「サプライズ学校試写会in沖縄」が沖縄県立コザ高等学校で実施された。本作でも主人公・桜井萌や萌の同級生で恋人となる、佐藤日向ら、高校生たちの切なくも心温まる青春模様が描かれる中、今回のイベントには、約1,080名にも及ぶ全校生徒たちが集結。序盤のMCトーク以降、徐々に生徒たちのボルテージも高まっていく中、まずは主題歌を担当したORANGE RANGEの面々が登場!会場に割れんばかりの歓声が沸き起こる中、「特別な上映会があると聞き、しかもそれが僕たちの地元でもある沖縄県ということで。感謝を込めて皆さんに生でお届けできたらいいなと思います」とメンバーのHIROKIが故郷沖縄での感謝の言葉を伝えた後に、本作の主題歌「トワノヒカリ」を生歌唱。萌や日向たちのかけがえのない時間の数々を表現した一曲を生徒たちもスタンディングオーベーションで鑑賞し、会場全体が温かくエモーショナルの雰囲気に包まれていた。
サプライズ演出はまだまだ続き、続いては當真あみと齋藤潤が登場。予想だにしない、さらなる豪華サプライズゲストに全校生徒たちからは大歓声&大絶叫が!瞬く間に会場全体が熱狂の渦に包まれる中、當真と齋藤、そしてORANGE RANGEからそれぞれが一言挨拶し、トークセッションがスタートした。
まずは自身も沖縄県で生まれ育ち、今回記念すべき凱旋イベントとなった當真に対し、生徒たちから「おかえりー!」の温かな掛け声が贈られ、當真も思わず嬉しげな表情を見せた。そして、本編鑑賞後の生徒たちを前にしての心境を聞かれ、當真は「今回映画を観ていただくのが、萌ちゃんと日向くんとも同世代の皆さんなので、来るまではとても緊張していたんですが、温かく迎えていただけて嬉しいです!」と表情を綻ばせていた。また齋藤は沖縄県でのイベントについて聞かれ、「めちゃくちゃ暑いんですが、それと同時に皆さんの熱を感じられる“熱さ”もいっぱいあって嬉しいです!」とコメント。
そしてこちらもまた故郷沖縄の地へ戻ってきたORANGE RANGE。地元でのライブパフォーマンスを振り返ってみての想いを聞かれ、「本当に家も近いので、皆さんともどこかですれ違ってるかもしれないくらいですが(笑)、改めてこの場で歌唱できて嬉しく思います」とメンバーを代表してRYOが充実した表情でコメント。登場前に舞台袖でORANGE RANGEのパフォーマンスを見ていた當真と齋藤も、「鳥肌が立ちましたね。これまでも取材などでお会いしていたのですが、実際に生の歌唱を聞くのは今回が初めてで。正面から見られている皆さんが羨ましかったです。」 (當真)、「試写会で映画を観たときに初めて聴いたのですが、撮影時のことをたくさん思い出しましたし、それからも何度もこの曲に勇気づけてもらっているので、今回生で聴けて幸せです。」 (齋藤)と、キャストであると同時に一ファンとしての感想を素直に語り、メンバーたちも少し照れ臭そうな様子を見せていた。
高校生活の眩しい青春がたっぷり描かれた本作。改めて撮影時のエピソードを聞かれ、當真は「皆さんと同世代の萌、日向、麗、カワケン、フーヤンの撮影シーンは実はアドリブも多くて。萌と麗で手を繋ぎたい話をしていたところや相合傘をしたりするシーンなんかは、監督からのリクエストで自分たちで考えながら演じていたんです」と明かす。齋藤は「恋愛をする役をさせてもらうのは初めてだったので、いわゆるキュンキュンするシーンは、僕自身もすごく緊張していました(笑)」と正直に吐露すると会場からは笑いが。また加えて「萌役のあみちゃんと撮影している時間はすごく幸せでした」と清々しく語ると、高校生たちからは黄色い歓声が沸き起こっていた。またORANGE RANGEに対しては、ポップに温かく作品の背中を押す主題歌「トワノヒカリ」について、その制作秘話を聞かれ、「映画を観てから楽曲を作り始めたんですが、こういった経験は初めてで。本当にゼロの状態から作っていきましたし、めちゃくちゃいい映画だった分メンバー全員ボロ泣きの中でスタートでしたね(笑)物語の魅力をたっぷり味わった制作でした」(RYO/ORANGE RANGE)と回顧していた。
そんな中MCから映画を鑑賞した生徒たちに対し、キャスト陣への質問を募集。早速多数の手が上がりだす中、見事当てられた生徒からは、「映画とても素晴らしかったです!質問ではないのですが、今年自分は受験生なのですが、これからの受験勉強を応援してほしいです!」と切実なお願いが。それに対してゲスト陣を代表して當真から、「自分の道を決める大切な時期で、プレッシャーや苦労もたくさんあると思うんですが、その頑張りや努力、そして経験は絶対に無駄にはならないと思うので自分を信じて頑張ってください!」と愛のこもったメッセージが贈られ、生徒たちからは大歓声が上がっていた。
最後には集まった生徒たち、そして映画を楽しみに待つファンに向け、當真&齋藤から一言ずつメッセージ。
「この沖縄の地で僕たちを温かく迎え入れていただき、ありがとうございました!自分も皆さんと同じく高校3年生なので、卒業なども徐々に実感して寂しさも感じてきているのですが、自分にはお芝居という大好きな仕事があります。これからもお芝居をやり続けたいと思いますし、皆さんに楽しんでいただく作品を作り出していきたいと思います。皆さんと今日お会いできて、この熱いエネルギーに負けないように頑張ろうとまた思えました!ぜひ周りの方にこの映画を広めてもらって、映画館でも観てください。」(齋藤)、「今日は熱い中でしたが、本当にありがとうございました!高校生活の皆さんの大切な時間を映画鑑賞にあててくださって、嬉しい気持ちでいっぱいです。これからも皆さんも受験や卒業など、いろいろな出来事があると思うのですが、萌と日向のように自分を信じて力強くこの先の人生を進んでいってもらえたら嬉しいです!今日は本当にありがとうございました!」(當真)と感謝の想いと学生たちへの熱いエールを送った。会場全体から割れんばかりの拍手喝采が送られる中、イベントは幕を閉じた。

原作:芥川なお「ストロベリームーン」(すばる舎)
脚本:岡田惠和
監督:酒井麻衣
音楽:富貴晴美
主題歌:ORANGE RANGE「トワノヒカリ」(Sony Music Labels Inc.)
出演:當真あみ 齋藤 潤 / 杉野遥亮 中条あやみ
池端杏慈 黒崎煌代 吉澤要人
伊藤健太郎 泉澤祐希 池津祥子 橋本じゅん
田中麗奈 ユースケ・サンタマリア
配給:松竹
(C)2025「ストロベリームーン」製作委員会
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