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戦後80年 この夏、名作が再び――。『映画 太陽の子 特別版』 本編に未公開メイキング映像を加え 8月29日(金)期間限定公開へ

2021年8月6日に全国公開された『映画 太陽の子』が、特別版として8月29日より期間限定公開されることが決定した。

本作は、戦時下の科学者の苦悩を描いた青春群像劇。2020年にNHKで放送されたパイロット版と言うべきテレビドラマとは異なる視点と結末が描かれ、時代に翻弄された修、世津、裕之、それぞれの想いが交錯するとともに、「原爆開発」の依頼を受けた修をはじめとする研究員の情熱と葛藤がより深く描き出されていく。

京都帝国大学の物理学研究室で原子の核分裂について研究している石村修を柳楽優弥、空襲の被害を防ぐための建物疎開で家を失った修の幼なじみ・朝倉世津を有村架純が演じ、修の弟・裕之を昨年7月18日に急逝した三浦春馬さんが演じた。そのほか、田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也らが脇を固める。

公開から4年、戦後80年を迎える今年、未来へ向けてのメッセージが詰まった、心に残り続ける物語が、未公開メイキング映像を加え、期間限定で映画館の大スクリーンでよみがえる。

今回の期間限定公開にあたり、黒崎博監督は「この4年間で、私たちは少し歳を取り、世界のかたちも変わりました。『映画は時代を映す鏡』という言葉がありますが、今この映画がどんな風景を映し出すのか──。きっと、かつてと同じではないはずです。だからこそ、この夏の上映が、今を生きる皆さんに新しい意味で届き、寄り添えるもので あればと願っています」とコメントを寄せている。

また公開された特別版の予告編では、本編後にスクリーンで上映されるスペシャルメイキング映像の一部が公開。柳楽、有村、三浦さんの本作に対しての想いと共に広島、撮影の風景が映し出されていく。

俳優の柳楽優弥、有村架純、三浦春馬が共演し、2021年に劇場公開された『映画 太陽の子』が、戦後80年を迎える今年<特別版

■公開情報
『映画 太陽の子 特別版』
8月29日(金)より期間限定公開
出演:柳楽優弥、有村架純、三浦春馬、イッセー尾形、山本晋也、ピーター・ストーメア、三浦誠己、宇野祥平、尾上寛之、渡辺大知、葉山奨之、奥野瑛太、土居志央梨、國村隼、田中裕子
脚本・監督:黒崎博
音楽:ニコ・ミューリー
主題歌:「彼方で」 福山雅治(アミューズ/ユニバーサルJ)
プロデューサー:コウ・モリ、土屋勝裕、浜野高宏
制作:KOMODO PRODUCTIONS
Presented by ELEVEN ARTS STUDIOS / NHK
配給:イオンエンターテイメント
©2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ
公式サイト:https://taiyounoko-movie.jp/

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