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妻夫木聡の出身地「福岡」から、「北海道」へ!映画『宝島』超弾丸キャラバン開催!

混沌とした時代を、自由を求めて全力で駆け抜けた若者たちの姿を、圧倒的熱量と壮大なスケールで描く衝撃と感動のエンターテインメント超大作『宝島』。歴史の陰に埋もれたアメリカ統治下の沖縄の真実を描き切った真藤順丈氏の直木賞受賞作を、二度の撮影延期の危機を乗り越えながら完成させた魂のプロジェクト、映画『宝島』が2025年9月19日(金)全国公開する。

「『宝島』は、“人生のバトン”の物語。映画を越える存在になっているこの作品を、皆さんに直に会いに行って届けたい!」
本作へのたぎる想いを胸に、“宝島宣伝アンバサダー”として全国行脚することを宣言した妻夫木聡。
物語の舞台となる沖縄(6/7&6/8)を皮切りに、静岡(6/14&6/15)、愛知(6/21&6/22)、富山(6/28)、長野(6/29)、大阪(7/4&7/5)と全国各地を飛び回る妻夫木と大友監督は、第七弾として「福岡」と「北海道」を2日間で縦断する、移動距離2,000km超えの超弾丸キャラバンを敢行!

12日、妻夫木の出身地「福岡」では、T・ジョイ博多にて舞台挨拶を実施。客席からの熱烈な“お帰りコール”に笑顔を見せた妻夫木は、大友監督とともに本作の魅力を熱弁。舞台挨拶後には、宣伝アンバサダーとして恒例となった名刺配布会も行われ、歓喜の表情を見せる観客ら一人ひとりに、熱いメッセージを残した。
13日、妻夫木&大友監督はなんと日本列島を縦断し、早朝から「北海道」へ! 福岡同様、“大歓迎ムード”に包まれた札幌シネマフロンティアでの舞台挨拶に登壇した二人は、その後「北海高等学校」を特別訪問。交流会では、本作が放つ強烈なエネルギーとメッセージを受け止めた150名の生徒たちとティーチインを実施! 妻夫木&大友監督は、生徒たちの真剣な姿に心から向き合い、投げかけられた質問に真摯に答えた。

7月12日(土)、『宝島』全国キャラバン7エリア目となる「福岡」の地に降り立った、妻夫木聡と大友啓史監督。
“宣伝アンバサダー”として、これまでも訪れた各地で熱い想いをたぎらせてきた妻夫木だが、自身の生まれの地である福岡の空気を肌で感じると、自然と笑みがこぼれ感慨深い表情を浮かべていた。

訪れたのは、福岡市・博多に位置する映画館「T・ジョイ博多」。多くの観客でにぎわう中、舞台挨拶に笑顔で登壇した妻夫木と大友監督。大友監督は、「6年かけてこの映画を作りましたので、こうやって皆さんに届けられて、声をいただけるのを楽しみにしてまいりました」と挨拶し、「そして、僕らの仲間の尚玄くんも応援に来てくれました!」と急遽駆け付けたタイラ役の尚玄を紹介。尚玄は観客から送られる拍手に笑顔で応えた。妻夫木も地元の観客たちから、「お帰り~~!!」と熱烈コールが飛び交うと、「生まれ故郷の福岡、帰って参りました! 昼もうどんを食べて良い一日のスタートを切ることができました。大阪ではずっと同じ場所での取材でしたが、今日はうどんを食べて元気いっぱいでここに来ました。短い時間ですが楽しんでいってください。」と先週訪れた大阪キャラバンでのエピソードを披露しながら、満面の笑みで声援に応えた。

舞台挨拶では、まずお昼に食べたうどんの話に。うどんが福岡発祥という説があることを聞いた妻夫木は「え!! そうなんですか! それは知らなかった! それはちょっと誇らしい気持ちになりますよね」と観客の笑いを誘った。そこからは、鑑賞後の熱気を帯びた観客たちとの質疑応答が行われ、早速「沖縄でこのようなことが起こっていたことはご存知でしたか」との質問を投げかけられた妻夫木は、「僕も戦果アギヤーという方々がいらっしゃったのは知らなかったです。本作では一から沖縄と向き合うということから始めました。映画を通じて知ることが僕自身も多かったし、この映画から″人生のバトンを繋げていく、命は繋がっていく”という大切なメッセージももらえました」と感謝を述べながら回答。続いて、「(コザ暴動のシーンで)貴重なビンテージカーを何台もひっくり返したり爆発させたりするのに躊躇しなかったですか?」との質問には、大友監督が「この映画では覚悟を問われることが多かった。でも大切なのは、歴史上の事実ということ。実際に80台以上が焼かれた。この映画で沖縄の歴史をみなさんにしっかり伝えたい、その想いを一つひとつに込めていかないと噓になる。そういった意味では、僕は腹を括っていました」と想いの丈を強く語った。

次に、「私たちが生まれるほんの数年前は、この映画で起きているような混沌が渦巻く時代だったことに衝撃と怒りと悲しみがこみ上げると同時に、私たちが今平和に生きていることに対する先人への感謝もこみ上げてくる、そんな映画でした。良い映画をありがとうございます。」という感想が読まれると、妻夫木は「本当に素晴らしいコメント、ありがとうございます!」と感嘆し、「そのままぜひ口コミサイトにのせてください」と宣伝アンバサダーらしい言葉も飛び出した。最後に、妻夫木から「だんだんと日本中に『宝島』の輪が広がり、家族ができて、この映画が成長していっているように感じます。皆さんの中で(この映画を観たことで)自分はこの先どう生きるか、未来をどう作っていくか、未来を生きる子どもたちにどう託していくか、そういう想いがもし今日芽生えていたとしたら僕は本当に幸せです。皆さんはもう“家族”なので、これからぜひ皆さんも同じ宣伝アンバサダーとしてこの『宝島』を盛り上げていただけたら嬉しいです」と熱いメッセージが送られると、会場からは大きな拍手が巻き起こった。大友監督も「沖縄の人たちの優しさの裏に本当の強さがあると思う。その強さこそ、今の時代に伝える意味があるだろうと思ってこの映画に取り組みました。映画はスタッフとキャストが作り出した子供のようなものなので、ぜひ皆さんの手でもっともっと育てて欲しいと思います」と熱を受け取った観客たちに希望を託し、福岡での舞台挨拶は幕を下ろした。

7月13日(日)、福岡を発った妻夫木&大友監督は日本列島を縦断し「北海道」へ上陸!
札幌市の映画館「札幌シネマフロンティア」での舞台挨拶に向かった二人は、2.000kmを超える長距離移動の疲れを感じさせないエネルギーに満ちた表情で颯爽と登壇。会場から温かい拍手で迎えられた妻夫木が、「実は今朝まで福岡にいまして、今気がつくと札幌にいます(笑)」と挨拶すると、場内からは驚きと喜びの声があがった。

ここでも、会場に集まった観客からの生の質問・感想が2人にぶつけられた。「あの戦争の時代に生きていた人々の怒り、辛さ、憎しみ、苦しさがとんでもない熱量と共に感じられました。今の時代だからこそ、映画『宝島』を観て目をそむけたくなる痛ましいことと真っすぐに向き合い、理解を深めていかないといけない」、「劇中で起こっていることは自分の生まれた年のことでしたが、戦後でも沖縄ではまだ戦いが続いている状態だったんだと改めて思わされました。沖縄のこと、戦争のことを考えさせられた映画でした」といったコメントがコメント代読されるなか、観客たちの“熱い感情”に触れた妻夫木と大友監督は、「こうやって生の感想が聞けてとても嬉しい。ありがとうございます」と観客に声をかけてお礼を述べた。一方、「映画で一番過酷だった撮影は?」」という質問が投げかけられると、妻夫木は「僕はいま44歳ですが、劇中では18歳から20年間を演じました。大友監督の撮り方は、一つのシーンの最初から最後までを通しで撮影するのですが、50mの坂道を駆けあがって100mダッシュして走るシーンがあって……、カットがかかった途端もう一回!と声が掛かった時は流石にきつかったですね(笑)」と過酷だった撮影を振り返った。フォトセッションでは、先導する妻夫木の掛け声のもと、前日の博多での舞台挨拶でこだました「たぎれ! 福岡――!!!」に続き、札幌の会場でも「たぎれ! 北海道――!!!」と、場内の感情が大爆発! 大歓声に包まれながらイベントは終了となった。

舞台挨拶を終えた二人は、そのまま札幌市内を移動し「北海高等学校」を特別訪問! いち早く映画を鑑賞した高校1、2年生の生徒約150人との特別交流会を実施した。

生徒たちとの交流会では、妻夫木と大友監督に向けて、本作が放つ強烈なエネルギーとメッセージを受け止めた生徒たちから真剣な感想と質問が寄せられ、2人はひとつずつ真摯に答えていった。

イベント冒頭、感想を聞かれた高校2年生の男子生徒は、「沖縄の戦争についてあまり関心を持ったことが無かったのですが、この映画を観て沖縄にはこういう歴史があると知れて良かったです」と真っすぐな感想が飛び出した。そして次の生徒から「今回の映画の舞台は戦後の沖縄ですが、撮影を通じて、何か心に深く刻んでいたこと、刻まれたことはありますか?」と聞かれた妻夫木は、少し考えて、「沖縄である出来事を体験して、自分は沖縄のことを見て見ぬふりをしてきたのではないかと考えさせられました。沖縄に住んでいる方にとって、戦争はある意味まだ終わっていないのではないか? そういう沖縄の事実があるということを、知っていかなければいけないと思った。今があるのは当たり前ではない。この先、未来に何を残せるか?ということを考え続けていきたい」と強い眼差しで答えた。次に「印象に残っているシーン」を聞かれた妻夫木は、「たくさんあるけどそうですね……」と悩みながら、後半の、(妻夫木演じる)グスクと(窪田正孝演じる)レイの想いがぶつかり合うシーンを挙げた。「僕はグスクという人生を実際に何十年も生きたわけではないけれど、撮影で実際に窪田君を目の前した時、台本だけでは見えてこなかった、グスクの生きた歴史が見えた気がした。2人は刑事とヤクザで行き着くところは違ってしまったけど、平和な世の中をつくりたい、この場所を守りたい、誰かを救いたいと目指すところは同じ。それぞれの正義があって、レイにはレイなりの正義がある。何が正しか分からないけど、僕たちは考えることから逃げちゃいけないと思うんです」と、この映画に込められたメッセージを込めながら熱く語った。

続いて「映画のタイトルは『宝島』ですが、グスクたちにとって、沖縄のどんなところが“宝”だったと思いますか?」との質問が投げかけらえると、妻夫木と大友監督はそろって感心した様子で、妻夫木は「僕はこの映画を通じて死生観が変わった。“永眠”という言葉があるが、もしかして死は終わりではなく、ただ眠っている……心の中ではずっと生きている。先人たちの想いが繋がって、僕たちは今この瞬間を生きている。そういう意味では命は絶えず燃えていて、“命どぅ宝”(命こそ宝)という言葉があるけれど、宝とは、そうやって繋がれていく命ではないかと思う」と本作から感じた想いを伝えた。

最後に、生徒たちに向けてメッセージを求められた妻夫木と大友監督。妻夫木は「まずはこの映画を観て下さって本当にありがとうございます」と感謝を伝えながら「映画って不思議で、この映画がなかったら、僕たちはこの瞬間出会っていなかった。人生って面白い。皆さんも、目の前にある小さな幸せを見逃さないで、がっちり掴んでいってほしいと思います。今を精一杯楽しんで生きてほしい。そういう想いを込めてこの映画を作りました。そのパワーを受けてくれたら幸せです」とコメント。大友監督は「僕は盛岡で育ちましたが、学生時代に怪我で野球ができなくなったことをきっかけに、映画に出合ってたくさんのことを学んだ。映画はその場にいながら、フランス映画でも、イタリア映画でも、ハリウッド映画でも、自分が体験できない世界を体験できて、決して出会わない人物の人生を一緒に生きることができる。映画館に行くことは、自分の知らない世界に触れること、未知の世界に触れること。『宝島』という映画を通して、知らないことから逃げるのではなく、知らないことを知ってほしいし、それこそが一番のエンターテインメントだと思っています。知ることが人生を豊かにしていく。この映画で、知らないこと、知らなければいけないことに真正面から立ち向かってほしい。沖縄と北海道は地理的には遠いけど、人間の心根は同じ。そういうことをこの映画で感じてほしい」を、未来を担う子どもたちへ魂のメッセージを送った。

イベントは参加した生徒全員と並んで記念撮影をし特別交流会は終了!……とはならず、“宣伝アンバサダー”妻夫木による名刺配布会をサプライズ実施! 生徒一人ひとりと、握手を交わしながら名刺をすべて渡しきった妻夫木は、名残惜しそうな表情を浮かべながらも優しい眼差しで会場を後にした。

まだまだ続く映画『宝島』全国キャラバン! 妻夫木、大友監督の二人は変わらず強い想いを携えて、翌週7月19日には「宮城」、「岩手」を訪れる予定だ。

『宝島』©真藤順丈/講談社 ©2025「宝島」製作委員会

出演:妻夫木聡、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太
監督:大友啓史
原作:真藤順丈『宝島』(講談社文庫)
配給:東映/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
©真藤順丈/講談社 ©2025「宝島」製作委員会

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