南大東島の風に吹かれて育つサトウキビで特別なラム酒を作る――いち社員から起業した、ある女性の実話に基づくストーリー『風のマジム』の本編冒頭映像が解禁された。
累計発行部数が14万部を突破している原田マハによる同名小説を伊藤沙莉主演で映画化した本作『風のマジム』。
「南大東島の風に吹かれて育つサトウキビで特別なラム酒を作りたい」と思い立ち、社内のベンチャーコンクールを活用してビジネスを立ち上げ、契約社員から社長になった金城祐子氏の実話が基になっている本作は、平凡に生きてきた契約社員の主人公・伊波まじむが、人と出会い、周囲の人々を巻き込みつつも、家族に支えられて、夢を実現していく、主人公の成長と彼女に関わる人々の“真心”の物語。主人公・伊波まじむを演じるのは伊藤沙莉。夢に向かって突き進む、爽やかで力強い姿に共感必至の主人公・まじむを柔らかで温かみのある沖縄の方言で瑞々しく演じている。監督は、本作が映画初監督ながら、広告やショートフィルムで非凡な才能を発揮し続け常に新たなチャレンジを試みる芳賀薫。
今回解禁された本編冒頭映像では、虫の音が響くサトウキビ畑を歩く主人公マジム(伊藤沙莉)の後ろ姿で幕を開ける。続いて映し出されるのは、大鍋の豆乳ににがりを入れてゆっくりとかき混ぜる様子。鳥のさえずりが聞こえるなか、カメラは家の中へ。まじむが「おはよう」と居間に登場。台所で朝食を用意している母・サヨ子(富田靖子)の「まじむ、もう少し早く起きて手伝いなさい。たくさん飲んでも酒に飲まれたらならんど」というお小言に、気のない声で「はいはい」と答えるまじむ。
祖母・カマル(高畑淳子)が豆腐店の大鍋で作っているゆし豆腐も出来上がった。まじむがお茶碗を食卓に運びながら、軽快でどこか懐かしいメロディをハミングすると、朝食を作っている母・サヨ子もハミングを始める。同じメロディをハミングしながら、豆腐店から祖母・カマルがやってくる。「できたてど~」と運んできた作り立てのゆし豆腐が、朝食の主役。「くゎっちーさびら」(沖縄の言葉で「いただきます」)と手を合わせ、まずはゆし豆腐を口に運ぶ。本作の主題歌「あの世でね」(森山直太朗)にのせて、まじむ、母、祖母3人が紡ぐ自然で心地好いアンサンブルが、この後のドラマ展開への期待を高めてくれる冒頭映像だ。

出演:伊藤沙莉 / 染谷将太 /尚玄 シシド・カフカ 橋本一郎 小野寺ずる/なかち 下地萌音 川田広樹/
眞島秀和 肥後克広/ 滝藤賢一/ 富田靖子/ 高畑淳子
原作:「風のマジム」原田マハ(講談社文庫)
主題歌 森山直太朗(ユニバーサル ミュージック)「あの世でね」
エグゼクティブプロデューサー:笹岡三千雄 製作:オーロレガルト
製作・配給:コギトワークス 共同配給:S・D・P
制作プロダクション:ポトフ
企画プロデューサー:関友彦
プロデューサー:佐藤幹也
脚本:黒川麻衣
監督:芳賀薫
2025/日本/DCP/カラー/シネマスコープ/ 5.1ch/105 分/G