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『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』80年前の4/30“ヒトラーの浴室”が撮影された…豪華キャスト陣が集結する特別映像&日本限定新ポスター3種解禁!

『シビル・ウォー アメリカ最後の日』の主人公のモデルにもなった報道写真家の情熱的で数奇な運命を映画化した『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』の日本版新ビジュアル3種と特別映像が解禁されました。

到着した映像では、主演・製作総指揮を務めたケイト・ウィンスレットを始め、アンディ・サムバーグ、アレクサンダー・スカルスガルド、マリオン・コティヤール、ジョシュ・オコナー、アンドレア・ライズボローなど、ウィンスレット自らによるキャスティングで出演が実現したキャストと制作陣が集結。さらに、リー・ミラーの実の息子であるアントニー・ペンローズも登場し、「母を突き動かした思いや、恐怖に負けなかった理由が描かれています」「情熱の物語があります」と語っています。

本編ではリー・ミラーが記録した本物の写真も使われており、ダッハウ強制収容所や、ライプツィヒ市長の娘の写真を記録したシーン、さらには、80年前の4月30日、ヒトラーが自殺を図ったその日に、ミュンヘンのヒトラーのアパートの浴室でリーが自ら浴槽に入り写真を撮らせるという場面も。本作において最も象徴的と言えるこの場面について、ウィンスレットは「ヒトラーの浴室の場面は不可欠だった。アパートには米兵が侵入しパーティー中。実際の写真を忠実に再現した。リーがバスマットに付けたダッハウ(強制収容所)の泥までね」と撮影の裏側を明かしています。

日本限定の新ポスタービジュアル3種では、力強い眼差しで物事を捉えようと見据えるリーの姿や、起こっている真実を記録し伝えようと衝動的に走り出すリー、そして戦地で横になり自身のトラウマや戦争の残虐さに葛藤するリーの、様々な心情を切り取ったものとなっています。「リーは女性が求める情報を熟知し、自身が理想とする女性像があった。女性らしさと力強さを併せ持つ人だった。決して自分をごまかさない人だった。そこにパワーを感じる」

 

『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』(原題:Lee)

1938年フランス、リー・ミラー(ケイト・ウィンスレット)は、芸術家や詩人の親友たち──ソランジュ・ダヤン(マリオン・コティヤール)やヌーシュ・エリュアール(ノエミ・メルラン)らと休暇を過ごしている時に芸術家でアートディーラーのローランド・ペンローズ(アレクサンダー・スカルスガルド)と出会い、瞬く間に恋に落ちる。だが、ほどなく第二次世界大戦の脅威が迫り、一夜にして日常生活のすべてが一変する。写真家としての仕事を得たリーは、アメリカ「LIFE」誌のフォトジャーナリスト兼編集者のデイヴィッド・シャーマン(アンディ・サムバーグ)と出会い、チームを組む。そして1945年従軍記者兼写真家としてブーヘンヴァルト強制収容所やダッハウ強制収容所など次々とスクープを掴み、ヒトラーのアパートの浴室でポートレイトを撮り戦争の終わりを伝える。だが、それらの光景は、リー自身の心にも深く焼きつき、戦後も長きに渡り彼女を苦しめることとなる。

監督:エレン・クラス
製作:ケイト・ウィンスレット、ケイト・ソロモン
出演:ケイト・ウィンスレット、アンディ・サムバーグ、アレクサンダー・スカルスガルド、マリオン・コティヤール、ジョシュ・オコナー、アンドレア・ライズボロー、ノエミ・メルラン
イギリス/ 2023/116分/英語、フランス語/翻訳:松浦美奈

日本公開:2025年5月9日(金)ROADSHOW
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
© BROUHAHA LEE LIMITED 2023