『ゴッドファーザー』シリーズや『地獄の黙示録』など、映画史に残る名作を世に送り出してきた巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督。
彼が1980年代から温め続けてきた“夢の企画”が、構想から実に40年という歳月を経て、ついに完成。自身の私財1億2000万ドル(約186億円)を投じて実現させた、14年ぶりとなる最新作の映画『メガロポリス』が、絶賛公開中である。
本作の情報解禁のお取上げを何卒よろしくお願いいたします。
物語の舞台は、21世紀、アメリカをローマ帝国に見立てたニューローマ。そこでは享楽にふける富裕層と苦しい生活を強いられる貧困層の激しい格差が、社会問題化していた。新都市メガロポリスの開発を推進する天才建築家カエサル・カティリナ(アダム・ドライバー)と、財政難の中で利権に固執する市長のフランクリン・キケロ(ジャンカルロ・エスポジート)は真正面から対立する。また一族の策謀にも巻き込まれ、カエサルは絶体絶命の危機に直面する。
今回解禁された映像では、老朽化した旧ソ連の人工衛星が突如軌道を外れ、アメリカ共和国の大都市・ニューローマへと落下してくるという衝撃的なシーンが描かれている。市長フランクリン・キケロのもとに部下が駆け込んできて、衛星の落下進路が変更されたことを報告。キケロ市長は即座に「どこに落ちるのか調べろ」と指示するが、部下の返答に間髪入れず「遅いだろ」と鋭く突っ込む場面が続く。思わずクスリとさせられるこのセリフは、フランシス・フォード・コッポラ監督ならではのユーモアが光っている。
さらに、落下する衛星の光に照らされてビルの壁に人影が映し出されるという、演劇的な演出も見どころのひとつ。壮大なスケールと映像美が融合し、コッポラ監督の映像表現が存分に発揮されている。
この歴史的大作を、ぜひお見逃しなく!
■公開情報
『メガロポリス』
6月20日(金)全国ロードショー
出演:アダム・ドライバー、ジャンカルロ・エスポジート、ナタリー・エマニュエル、オーブリー・プラザ、シャイア・ラブーフ、ジョン・ヴォイト、ローレンス・フィッシュバーン、タリア・シャイア、ジェイソン・シュワルツマン、ダスティン・ホフマン
脚本・製作・監督:フランシス・フォード・コッポラ
提供・配給:ハーク、松竹
2024年/アメリカ/英語/138分/カラー/原題:Megalopolis
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公式サイト:hark3.com/megalopolis
公式X(旧Twitter):@megalopolis_jp