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映画『白鍵と黒鍵の間に』

映画『白鍵と黒鍵の間に』は、ジャズミュージシャンでありエッセイストとしても才能を持つ南博氏の回想録『白鍵と黒鍵の間に-ジャズピアニスト・エレジー銀座編-』を元にしています。冨永昌敬と高橋知由が共同で脚本を手掛け、南博の回想録を大胆にアレンジして「一夜の物語」として描き出しています。映画では、主人公・南博が「南」と「博」という二人のジャズピアニストに分けられ、二人の運命が大きく狂う一夜が描かれます。主演を務めるのは実力派俳優の池松壮亮さんで、対照的な二人のピアニストの関係や銀座の水商売の裏側、ミュージシャンの理想と現実など複数のエピソードが同時進行で描かれます。

池松壮亮さんは映画『白鍵と黒鍵の間に』で初めてピアニスト役を演じることになりました。役作りのために半年間にわたりピアノ演奏の練習に取り組み、劇中に登場する「ゴッドファーザー 愛のテーマ」の演奏は全て池松さん自らが演奏しています。彼の渾身の演奏が本作の魅力の一つとなっています。

映画『白鍵と黒鍵の間に』は、二人のジャズピアニストを一人二役で繊細に演じ分ける池松壮亮さんの演技とともに、銀座の裏側や音楽家の世界を描いた複雑な物語が観客を引き込むことでしょう。

【ギャラリー】

【ストーリー】

舞台は昭和末期の夜の街、銀座です。ジャズピアニストになることを夢見る博は、ある日、場末のキャバレーで偶然「ゴッドファーザー 愛のテーマ」を演奏することになります。しかし、この曲をリクエストできるのは銀座界隈を牛耳るヤクザの会長だけであり、演奏を許されているのも会長お気に入りの敏腕ピアニスト、南だけでした。

博と南は、夜の銀座の「暗黙の掟」を破ることになります。博の無邪気な行動がきっかけで、二人のピアニストの運命が交錯し、銀座の夜が大きく狂い始めます。

物語は、未来に夢見る博と、銀座で成功を収める南の対照的な存在が描かれます。二人の交流を通じて、音楽と夜の世界が絡み合い、予期せぬ出来事が起こります。博と南がどんな選択をし、どのような運命を辿るのか、観客は緊張感と感動を味わうことでしょう。

昭和末期の銀座の風景や人間模様、音楽の美しさと力強さが物語に織り込まれ、『白鍵と黒鍵の間に』は独特の雰囲気と共に、観客を魅了すること間違いなしの作品です。

【作品詳細】
映画『白鍵と黒鍵の間に』
公開日:2023年10月6日(金)
出演:池松壮亮、仲里依紗、森田剛、クリスタル・ケイ、松丸契、川瀬陽太、杉山ひこひこ、中山来未、福津健創、日高ボブ美、佐野史郎、洞口依子、松尾貴史、高橋和也
監督:冨永昌敬
脚本:冨永昌敬、高橋知由
音楽:魚返明未
原作:南博『白鍵と黒鍵の間に』(小学館文庫刊)
配給:東京テアトル
製作:「白鍵と黒鍵の間に」製作委員会

©2023 南博/小学館/「白鍵と黒鍵の間に」製作委員会

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